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石炭資源開発と環境保全(2015)

 JOGMECの石炭部門では、我が国への石炭の安定供給及び産炭国との重層的関係の維持向上を図るため、産炭国からの要請に基づき、我が国の環境対策調査等の関連調査技術を用いて産炭国と共同調査を実施する、産炭国共同基礎調査を行いました。

ベトナムにおけるズリ山(堆積場)の緑化事業

 JOGMECでは平成24年度より、ベトナム石炭・鉱物産業グループ(VINACOMIN)の要請を受け、石炭生産に伴う環境負荷低減調査(酸性土壌改質、緑化)を実施しました。
 ベトナムでは石炭生産量の増加に伴い、石炭開発に起因する多くの環境問題が発生しており、また、ベトナムの産炭地はユネスコ世界自然遺産に指定されているクアンニン省のハロン湾の景勝地に面しており、石炭生産活動に伴って発生する様々な環境問題を解決することが持続可能な石炭開発を進める上で重要課題となっています。
 本事業は我が国が保有する斜面緑化・環境修復技術のうち、石炭採掘跡地の再生に適し且つ、経済性、持続性、汎用性に優れた緑化工法の評価・分析を行いベトナム側に提案するとともに、ベトナムの環境専門家に対する人材育成を通じて環境技術の向上を図り、もって産炭国における石炭鉱業の健全な発展と環境問題解決を支援しています。

平成25・26年度調査概要

  • ベトナム(ヌイベオ炭鉱)にて、同国初となる※客土種子吹付工法の適応性を評価し、施工技術の技術移転を行いました。
    ※植生にとって必要な有効土壌が少ない岩片等に適用されるもので、一般的に法面に敷設した植生ネット(金網類・繊維類)に、土・種子・肥料・土壌改良材等を粘性スラリー状態にして吹付する工法
  • また、平成26年度は同工法の吹付種子や吹付状況等に関する評価を実施し、VINACOMINに対して、ベトナムに適した同工法条件や緑化工法に関する提言を行いました。

客土種子吹付工法

客土種子吹付工法の流れ

客土種子吹付工法の流れ

同工法の効果

同工法の効果