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国家石油・石油ガス備蓄と環境保全

エネルギ-の安定供給を支える石油、石油ガス備蓄施設。
そこでは、さまざまな環境配慮がなされています。

 石油の国家備蓄量は、2016年3月末現在4,734万kl(製品換算)、我が国の消費量の122日分であり、JOGMECは日本全国10箇所の石油備蓄基地を管理しています。
 また、国家石油ガス備蓄基地についても、2005年に七尾基地、福島基地、神栖基地が完成し、我が国の国家石油ガス備蓄事業が本格的に始まり、2012年度には倉敷基地、波方基地が完成し、全国5箇所の備蓄基地で150万tを貯蔵できる施設が整備されました。
 石油ガスの国家備蓄量は2016年3月末現在115.0万t、我が国の輸入量の40.8日分となっています。

国家石油備蓄基地の環境配慮

イメージ

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フローティングルーフ

フローティングルーフ

フローティングルーフ
原油備蓄タンクの中に揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds:VOC)の層ができないように、原油量の増減に伴ってタンクの屋根部分が上下する「フローティングルーフ」を採用しています。
グランドフレアー

グランドフレアー

グランドフレアー
国家石油備蓄基地では、建設時から洋上備蓄基地と地下備蓄基地を対象に、VOC排出ゼロをめざして、「グランドフレアー」を設置しています。グランドフレアーとは、地上置きの円筒状の炉で、余剰ガスを集めて有機化合物が放出しないように燃焼させる設備であり、騒音や輻射熱を抑えられる構造となっています。

防油堤、オイルフェンス等

    防油堤

防油堤、オイルフェンス等
設備の健全性を維持するために、タンクをはじめとする設備の定期的な安全点検を実施しています。また、万一油が流出した際でも周辺に環境負担を与えないよう、タンクからの漏油を基地内で受け止める中仕切り堤・流出油等防止堤と、海域への油流出を想定して、油を囲い込むオイルフェンスを配備しています。
油回収船

   油回収船

油回収船
近隣海域への油流出時に、効率良く流出油を回収する油回収船を配備し、万一の事態に備えています。

オイルフェンス

  オイルフェンス

 

国家石油ガス備蓄基地の環境配慮

1.環境に優しい石油ガス
 石油ガスは酸性雨の原因となるSOx(硫黄酸化物)の排出が殆どないこと、地球温暖化の原因といわれているCO2(二酸化炭素)の排出量も少ないことから地球に優しいクリーンエネルギーとして注目されています。JOGMECは、全国5箇所にある国家石油ガス備蓄基地において、国家石油ガス備蓄基地の管理事業を行っています。

2.国家石油ガス備蓄基地の管理と環境保全
 国家石油ガス備蓄基地では計器室において全タンクおよび基地内設備を集中監視し、異常発生時には速やかに対応するために、監視カメラ・ガス検知器・火災報知器・地震計および散水装置・緊急遮断装置・防液堤等を設けています。更に、消火訓練や非常事態を想定した防災訓練を繰り返し行うことにより、安全防災体制を維持しています。なお、国家石油ガス備蓄基地は、騒音・振動の恐れもなく、基地外周部に植栽を配置した環境に適した施設です。

  • 七尾国家石油ガス備蓄基地

    七尾国家石油ガス備蓄基地

  • 福島国家石油ガス備蓄基地

    福島国家石油ガス備蓄基地

  • 神栖国家石油ガス備蓄基地

    神栖国家石油ガス備蓄基地

  • 倉敷国家石油ガス備蓄基地

    倉敷国家石油ガス備蓄基地

  • 波方国家石油ガス備蓄基地

    波方国家石油ガス備蓄基地