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鉱害防止技術と環境保全

鉱害防止のための技術開発

自然力活用型坑廃水処理(パッシブトリートメント)の調査研究
 現行の坑廃水処理(アクティブトリートメント)では多くの薬剤、電力、人員を必要としていますが、自然力活用型坑廃水処理はこれらを極力必要としない、自然環境で得られる力を利用したメンテナンスフリーに近い坑廃水処理技術です。この技術が確立できれば処理コスト削減や既存の処理よりも高い金属除去性能が期待できます。
 自然力活用型坑廃水処理は、微生物の代謝を利用して金属を沈殿除去したり、植物に金属を吸収させたりするなど、自然の浄化機能を利用することが特徴です。JOGMECでは、微生物を活性化させる条件等の調査研究に取り組み、坑廃水処理を実施している鉱山への実導入を目指しています。2015年度までに、国内の複数の鉱山で酸性坑廃水に対する屋外実証試験をスタートさせています。

  • 自然力活用型坑廃水処理概念図

    自然力活用型坑廃水処理概念図

  • 酸性坑廃水を対象とする屋外実証試験

    酸性坑廃水を対象とする屋外実証試験

硫酸還元菌の働き

硫酸還元菌の働き

先導的調査研究
 2015年度は、植物による坑廃水中の重金属除去能力の検証や、坑廃水と河川水が混合したときに生じる水質変化を予測するシミュレーションモデルの作成、中和殿物の減容化や再利用など、坑廃水処理コストの削減に寄与する新たな技術開発シーズのテーマに取組みました。

植物による坑廃水中の重金属除去能力調査

植物による坑廃水中の重金属除去能力調査