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鉱害防止支援の地域とのコミュニケーションと災害訓練

鉱害防止支援業務に係る地域とのコミュニケーションと災害訓練 (例 : 旧松尾鉱山新中和処理施設)

地域とのコミュニケーション

植樹活動

植樹活動

植樹活動
 旧松尾鉱山跡地(17頁参照)では鉱山活動によって失ってしまった植生を取り戻すため、現地NPO法人や盛岡森林管理署などが中心となり、2002年より植樹活動が行なわれています。JOGMECや岩手県はこれまでこれらの植樹活動に参加し協力してきました。
 最近では地元だけでなく、盛岡市周辺までの広範囲にわたって市民参加が呼びかけられています。
 小さな苗木が大きな森に戻るまでにはまだ多くの時間と手間がかかりますが、植生が取り戻されることにより、地下浸透水が減り、ひいては坑廃水量の減少につながる重要な取り組みです。

処理施設見学者
 処理施設には年間1,000名程度の見学者が来訪します。地元あるいは東北圏内の小・中・高等学校や大学の生徒や先生方、地域の老人クラブ、テレビ・新聞・雑誌等のメディア関係者、北上川流域の環境NPO法人、国内外の鉱山関連技術者など様々な人達です。坑廃水やpHについて知らなかった人達も、まず旧松尾鉱山から流出する坑廃水の水量の多さ、処理施設の大きさに驚き、現在は鮭が遡上する北上川が、かつては魚が住めなかった川だと知り驚くのです。

災害訓練

仮設配管接続訓練

仮設配管接続訓練

災害訓練の目的
 JOGMECでは災害や事故が発生した場合、迅速かつ的確に対応ができるよう「旧松尾鉱山新中和処理施設に係る災害・事故等対応マニュアル」を作成しています。
また、災害時の対応及び連絡体制を点検・整備することを目的とした災害訓練を毎年実施し、処理施設が被災した場合でも周辺地域への環境影響を最小限にするよう備えています。

災害訓練の概要
 職員が帰宅後の夜間に大規模地震が発生し処理施設が被災したとの厳しい条件設定下で、職員を緊急招集しての初動対応や情報収集の手順を確認した他、昼間の実地訓練として、火災発生や非常用発電機の停止による中和処理設備の稼働停止を想定した消火訓練、仮設配管の設置、中和剤(炭酸カルシウム)投入までの手順を確認しました。
 

成果と今後の方針
 今回の災害訓練の成果は夜間に被災した場合でも落ち着いた行動や迅速な対応がとれるよう訓練した点で、施設の安全運転に係るリスクの低減に繋がりました。
 今後も中和処理施設の無事故運転の継続のため、様々なケースを想定することで、中和処理施設の安全かつ確実な運営管理に繋がる訓練を継続して行きます。