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広報誌特集:地熱発電(1)

地熱発電

エネルギー自給率の向上、地球温暖化防止の観点から、再生可能エネルギーへの期待が高まっている。
中でも地熱資源に恵まれた日本にとって地熱には、他の再生可能エネルギーにはない大きな魅力がある。
今回は、地熱発電に関する現在の状況と、JOGMECの取り組みを紹介しよう。

地熱発電が欠かせない3つのワケ

ますます重要度の高まる再生可能エネルギー

 2015年7月、経済産業省は、「長期エネルギー需給見通し」で2030年度の電源構成を発表。再生可能エネルギーの比率を、2013年度の10.7パーセントから22 ~ 24パーセントへ引き上げる方針を打ち出した。中でも地熱発電は、2030年度には今の3倍(全体の電源構成の1パーセント程度)への引き上げを目標としている。その背景にあるのは、世界3位の日本の地熱資源ポテンシャルだ。環太平洋火山帯に位置し、約2,300万キロワットの地熱資源量を持つ一方、地熱発電設備容量は約52万キロワット。わずか2パーセントしか利用されていないため、開発の余地が大きいものと期待されているのだ。
 地熱発電は、純国産資源を利用するCO2排出量の少ない発電方法。天候や時間帯に関係なく安定した発電出力が見込めるほか、初期投資が大きい反面、長期間の運転で経済性が高まるなど、他の再生可能エネルギーにない多くの魅力を持つ。JOGMECが取り組んできた地熱開発支援のほか、東日本大震災以降の再生可能エネルギー固定価格買取制度や自然公園内の開発規制の緩和なども手伝い、地熱発電に乗り出す事業者や地方自治体が増加中だ。今回は、地熱発電の魅力と課題、JOGMECの取り組みを紹介していこう。

経済産業省は安全性、安定供給、経済効率性、環境適合を考慮した「2030年度電源構成」を発表。<br />中でも東日本大震災以降大きく低下したエネルギー自給率の改善を目指している

経済産業省は安全性、安定供給、経済効率性、環境適合を考慮した「2030年度電源構成」を発表。
中でも東日本大震災以降大きく低下したエネルギー自給率の改善を目指している










JOGMEC NEWS Vol.44
内容は2016年3月時点のものになります。
当記事が掲載された広報誌「JOGMEC NEWS Vol.44(2016年3月発行)」も併せてご利用ください。