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海洋鉱物資源の概要/コバルトリッチクラスト

コバルトリッチクラスト

 コバルトリッチクラストは、北西太平洋域の海底に点在する海山の水深約1,000~2,500mの山頂部から斜面にかけての岩石を厚さ5~20cm位のアスファルトで覆ったような形態で分布しています。海水起源と言われ、その成長速度は極めて遅く百万年でわずか1-6mm程度と言われています。化学組成は、マンガン団塊と類似した鉄・マンガンを主成分とする酸化物で、含有するコバルトがマンガン団塊に比べ3倍から5倍程度高い(約0.9%)のが特徴で、名称の由来となっています。また、白金を1ppm(1g/t)前後含むのも特徴で、最近ではレアアースも平均で約2,000ppm含有することが確認されています。
 コバルトリッチクラストは、1980年代初頭に、ドイツの研究グループによって、経済的なポテンシャルが期待される資源として最初に注目され、以降多くの国々がマーシャル諸島~ミクロネシア海域及びその北方の公海域で調査を行いました。当時注目されるきっかけとなったのは、1970年代末に起こったザイール・シャバ紛争を契機とした世界的なコバルト需給の混乱による価格高騰で、先進諸国がその供給源の確保が急務となったことでした。以降、米国、日本、中国、ロシア、豪州、ニュージーランドなどによる調査が行われました。
 特に、公海域については、2012年(平成24年)に日本と中国が国際海底機構に探査権の申請を行い、2014年(平成26年)1月に国際海底機構との間で以後15年間にわたる世界で最初の探査契約を締結しました。また、現在ではロシア、ブラジル及び韓国も公海域の探査権を取得しています(2017年(平成29年)現在)。

コバルトリッチクラスト

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