1987 年「環境と開発に関する世界委員会」が報告書(ブルントラント報告書)で提唱した概念で、 『持続可能な開発 (Sustainable Development) とは、将来の世代がそのニーズを充足する能力を損なうことなしに、現在のニーズを充たす開発のことである。』 環境保全に配慮し、調和の取れた開発が重要であるとする考え方です。
特に、 1992 年リオ・デ・ジャネイロで開催された国連環境開発会議 (UNCED)、通称リオサミットを境にこの『持続可能な開発』の概念に基づく地球規模での取組が積極的に行われるようになりました。この概念は、『経済』『社会』『環境』の主要3つの側面での取組の重要性と『国』、『企業』、『地域住民』等の利害関係者(ステークホルダー)間での対話と理解と協調に基づいた開発を目指すものです。
鉱業は、人々が必要とする鉱物資源や金属という素材を供給する重要な産業であり、これらの事業活動を通じて国や地域経済に経済的利益をもたらしました。一方で、鉱業は自然環境に手を加えて鉱山開発や操業を行うことから、自然破壊や環境汚染を起こしやすく環境や社会に負荷や影響を与えやすい性格を有していました。このため他一般産業以上に環境負荷を低減する活動や地域社会との良好な関係構築や影響緩和を目指した活動が求められ、政府や鉱業界は積極的に取り組んできました。


