欧州先進国は、海外において積極的にレアメタルの自主探鉱開発を行い、供給構造の改善を目指すとともに、技術、資本、人の各方面において資源保有国との関係を強化し、中長期的な安定供給確保に努めています。
一方、我が国においては、産業を牽引する鉄鋼産業、IT産業及び環境関連産業でのレアメタル需要はますます増大していくことが予想されます。しかし、我が国のレアメタルの供給構造は脆弱であり、その安定供給を確保することは非常に重要であると考え、国家備蓄制度を設けています。日本の他にも、以下の国々がそれぞれの目的で備蓄制度を実施しています。
なお、旧東欧諸国(ロシア、チェコ、ポーランド)においても備蓄制度が存在しますが、詳細は機密事項であるため不明。
| 国 | 備蓄目標 | 備蓄品目 | 備蓄実績 | 実施機関 |
| アメリカ | 戦略備蓄 | 24種類 うち金属鉱物関係は 14品目(2006.9.30現在) |
2006年9月30日現在、約15.6億ドルの備蓄を保有 | 国防総省 |
| 韓 国 | 経済安全 保障備蓄 |
非鉄金属として銅、鉛、 亜鉛、錫、アルミニウム、 ニッケル等 |
1〜2ヶ月分相当量 | 経済財政調達庁 |
| 中 国 | 戦略備蓄 ・ 経済安全 保障備蓄 |
非鉄金属として銅、アルミニウム、ニッケル、鉛、亜鉛、 マンガン、クロム、水銀、 錫、バナジウム、白金 |
量、日数未公表 | 国家物資備蓄局 |