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JOGMECの南アフリカ共和国白金族プロジェクトでの概測鉱物資源量の白金族金属量、89%増の743tに拡大

2016年5月16日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、南アフリカ共和国ブッシュフェルド地域北部でカナダのプラチナム・グループ・メタルズ社(PTM社)と共同で実施するウォーターバーグ白金族JVプロジェクトについて、資源量を更新し、概測鉱物資源量(Indicated Mineral Resource)にあたる白金族金属量は392tから743tへと増加しました。

 JOGMEC は2011年にこの地域で初めて白金族鉱床を発見し、その後の探査を通じて1,189tの含有金属量(2PGE+Au. 2015年9月発表、うち、概測鉱物資源量392t、予測鉱物資源量797t)の存在を報告してきました。(※過去に実施のニュースリリース参照)。

 この度、昨年度実施したボーリング調査結果を加えて資源量の再評価を行った結果、中心部では、概測鉱物資源量の白金族金属量(3PGE+Au)として743tを、周辺部では予測鉱物資源量(Inferred Mineral Resource)の白金族金属量(3PGE+Au)として364tをそれぞれ把握し、白金族金属量の合計で1,107t (3PGE+Au)を把握しました。とりわけ、予測鉱物資源量より精度の高いカテゴリーである概測鉱物資源量の白金族金属量が392tから743tへと89%増加しました。概測鉱物資源量は2016年7月末完成予定のプレ・フィージビリティ・スタディに求められる十分な推定精度を有していることから、この概測鉱物資源量の増加は、将来採掘可能な鉱量の増加を意味し、現在実施中の予察的な採掘計画や経済性の評価へ大きく貢献するといえます。

 今後は7月末に完成予定のプレ・フィージビリティ・スタディに基づき、日本企業への権益の引き継ぎを目指します。JOGMEC は資源探査を通じて南部アフリカの新しい可能性を提案し、今後とも我が国企業が直接関与する金属鉱山開発の促進に貢献してまいります。

(参考)

白金族金属量(概測鉱物資源量ベース(3PGE+Au))
743.2t(カットオフ品位2.5g/t(3PGE+Au))
うち、プラチナ含有量:223.4t、パラジウム含有量:458.5t、ロジウム含有量:5.4t、金含有量 55.9t
白金族金属量(予測鉱物資源量ベース(3PGE+Au))
364.2t(カットオフ品位2.5g/t(3PGE+Au))
うち、プラチナ含有量:109.7t、パラジウム含有量:221.5t、ロジウム含有量:2.5t、金含有量 30.5t

 概測鉱物資源量および予測鉱物資源量の算出に際して、品位分布や連続性の予測精度が中程度の場合は概測に、低い場合は予測に分類される。

過去のニュースリリース

〇JOGMEC、世界のプラチナ主生産国、南アフリカの有望地域における権益獲得に向けて2件目の共同探査事業立ち上げへ(2009年10月9日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/release0216.html
〇JOGMEC、南アフリカ共和国ブッシュフェルド地域北部で白金族金属の存在を確認(2011年11月10日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/release0373.html
〇南アフリカ共和国の白金族金属プロジェクトで金属量約 205t を確認(2012年9月27日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/release0433.html
〇マイニング・ジャーナル誌にて最優秀探鉱賞を受賞(2012年12月21日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/release0460.html
〇JOGMEC、南アフリカ共和国の白金族金属プロジェクトで金属量約315tを確認(2013年4月16日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000001.html
〇JOGMECの南アフリカ共和国白金族プロジェクトでの金属量、約545tに拡大(2013年9月12日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000040.html
〇JOGMECの南アフリカ共和国白金族プロジェクトでの金属量、約693tに拡大(2014年6月25日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000110.html
〇2013年度資源地質学会技術賞受賞~南アフリカ共和国における白金族金属鉱床探査での調査成果に関連して~(2014年6月30日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_08_000039.html
〇南アフリカ共和国での探鉱プロジェクトで新たな白金族の存在を確認~これまでで最も厚い80m間、平均品位4.80g/t(プラチナ、パラジウム及び金の合計)に着鉱~(2014年11月4日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000154.html
〇南アフリカ共和国・白金族プロジェクト、北部隣接鉱区との統合について~更なるプロジェクト価値の向上に向けて~(2015年5月27日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000213.html
〇JOGMECの南アフリカ共和国白金族プロジェクトでの金属量、1,189tに拡大(2015年9月17日発表)
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000039.html

プロジェクトの概要

1)対象地域

ウォーターバーグ(Waterberg)地域

鉱区面積 1,118km2
概要 首都プレトリアの北北東約270kmに位置し、白金族金属を胚胎するブッシュフェルド岩体の北端に位置するが、地表は表土で覆われ、ブッシュフェルド岩体の露出がないことから、これまで積極的な調査が行われていなかった地域。アクセス至便、年中探鉱可能。
周辺の開発状況 ・モガラクエナ鉱山(Mogalakwena):ウォーターバーグ地域の南70kmに位置する。アングロ・アメリカン・プラチナム社(Anglo American Platinum Limited、本社:南アフリカ)が露天鉱採掘で生産を行っており、金属量(埋蔵量及び資源量ベース)の合計は265.9百万オンス(約8,270t、プラチナ、パラジウム、ロジウム、金の合計)。
・プラットリーフプロジェクト:ウォーターバーグ地域の南82kmに位置する。JOGMEC出資案件。本格的探鉱実施中

2)契約内容

契約締結日 2015年5月22日
条件 ウォーターバーグ地域およびウォーターバーグ・エクステンション地域において、JOGMECは28.35%の権益を獲得することができ、3年間で2,000万米ドルの調査費用を拠出する。PTM社とMnombo Wethu Consultants CC社(HDSA(歴史的に不利益を被った南アフリカ人)関係で参加する南アフリカの地元資本の企業)の権益は、それぞれ45.65%、26%となる。調査結果が良好な場合には優先的に日本企業に引継ぐ条件が設定されている。共同探鉱の契約上、優先的に日本企業に引継ぐ条件が設定されており、日本企業の新たな権益確保につながるものと期待される。

プラチナム・グループ・メタルズ社(Platinum Group Metals Ltd.)

本社 カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
設立 2000年
概要 白金族金属の鉱山開発を目的とし、カナダおよび南アフリカで探鉱を実施している中堅探鉱会社。南アフリカのヨハネスブルグに現地会社を有し、ブッシュフェルド地域西部Maseve鉱山は2016年2月から生産開始。本ウォーターバーグ地域プロジェクトのオペレータを務める。

調査地域位置図

調査地域位置図

この記事に関するお問い合わせ先

資源探査部 探査第2課  椛島・吉川 

TEL 03-6758-8398

総務部 広報課  乾 

TEL 03-6758-8106