ニュースリリース
ホーム >  ニュースリリース >  2013年度 >  JOGMEC、南アフリカ共和国に続き、カナダでも白金族プロジェクトを立ち上げ

JOGMEC、南アフリカ共和国に続き、カナダでも白金族プロジェクトを立ち上げ

2014年2月27日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、1月17日、カナダの探鉱会社ミッドランド・エクスプロレーション社(Midland Exploration Inc)と、カナダ・パラス地域において白金族を対象とした共同探鉱を実施する契約を締結しました。
 本案件はカナダにおける初めての白金族案件であり、今後の探鉱により、白金族の供給地多様化に貢献する鉱床の発見が期待されます。

 白金族は、自動車排ガス触媒や燃料電池等に使用されることから、我が国の産業にとって重要であり、特にプラチナは世界的な自動車排ガス規制強化に伴い、今後の需要拡大が見込まれています。しかしながら、白金族は偏在し、その産出量の約80%がカントリーリスクの高い南アフリカ共和国とロシアに集中しており、権益確保のみならず供給地多様化が安定供給のための課題となっています。
 パラス地域には地表に白金族の鉱徴が多数分布しているため、近年の白金族需要の増加に伴い、カナダの探鉱会社が次々と鉱区を取得している状況です。

 JOGMECは、南アフリカ共和国・ウォーターバーグ地域において共同探鉱を実施し、新鉱床発見という成果を上げましたが、同時に南アフリカ共和国以外における探鉱案件の形成に努めてきました。本案件はカナダにおける初めての白金族案件であり、今後の探鉱により、白金族の供給地多様化に貢献する鉱床の発見が期待されます。

■ プロジェクトの概要
1)調査地域
 パラス地域はカナダ・ケベック州モントリオールの北北東約1,450kmに位置しており、7ブロックからなる鉱区の合計面積は約120km2です。パラス地域には層状苦鉄質貫入岩体が広く分布し、地表に白金族の鉱徴が点在しています。当地域は過去の調査における岩石試料の化学分析により、高品位の白金族が賦存することが確認されており、十分なポテンシャルを有する地域です。

2)ミッドランド・エクスプロレーション社
 カナダ・ケベック州に本拠を置く探鉱会社。ケベック州を中心に金、ウラン、レアメタルの探鉱を実施しています。JOGMECは同社と、カナダ東部のケベック州とニューファンドランド・ラブラドル州の州境に位置するイッテルビー地域においても、レアアースを対象とした共同探鉱を実施しています。

3)契約内容
 JOGMECは3年間で200万カナダドルの探鉱費用を負担することにより、本案件の権益50%を取得することができます。また、JOGMECは当案件からの生産物を権益比率に応じて引き取ることができ、さらに相手方引取り分の生産物についても第一先買権を有します。

(参考)
■ 白金族について
 プラチナ(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os)の6元素を総称して白金族元素と呼びます。化学的に非常に安定しており、触媒作用が高いなど優れた物質特性があるため、宝飾用材料から自動車、電子・電気、化学、ガラス等の工業部門において広く使用されています。白金族のうち、特にプラチナおよびパラジウムは自動車排ガス用触媒として使用されており、世界的な排ガス規制強化に伴い、今後の需要拡大が見込まれています。また、プラチナは燃料電池の材料でもあり、重要なレアメタルの一つです。

 
この記事に関するお問い合わせ先

資源探査部 探査第3課  村上・齋藤 

TEL 03-6758-8390

総務部広報課  西川 

TEL 03-6758-8106