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資源調査船「たんさ」の推進モーター修理完了と調査再開について

2021年2月15日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)が所有、運航する資源調査船「たんさ」は、2020年3月および4月に推進モーター2基が損傷する事象が発生したため、外部有識者からなる推進モーター事故調査委員会を立ち上げ、損傷した推進モーターの修理及び原因究明、再発防止対策の検討を行ってきました。今般、委員会の提言を受けた再発防止対策が策定され、修理完了後の海上試運転を経て推進モーターの健全性が検証されたことから、本日2月15日より調査再開することとなりましたので、お知らせいたします。
<事故調査委員会による原因究明>
 事故調査委員会は、これまで4回の委員会を開催し、推進モーターの開放調査の結果、ステーターコイル及びローターが焼損していることが判明しました。焼損の原因として、「モーター内のコイルを支える楔の緩み・脱落による絶縁性能の低下」、「コイル絶縁材の経年劣化による絶縁性能の低下」といった要因による短絡電流の発生から焼損に至った可能性が高いと判断しました(本調査委員会の調査・検討内容については、資源調査船の運航能力や非公開を前提として提供された守秘性の高い情報を含むことから、原則非開示として扱います)。
<推進モーターの修理及び再発防止対策>
 絶縁性能を向上させたステーターコイルで構成される新品モーターに交換し、以下の再発防止対策を策定いたしました。
  • メーカーによる絶縁性能に関する点検項目と頻度の拡充
  • 乗組員による絶縁性能に関する点検項目と頻度の拡充
  • 絶縁劣化の兆候把握のための遠隔診断システムの導入 等
 これらの追加的な対策により、今後の安全な運航に努めて参ります。

図 推進モーター概要

「たんさ」について

 海底下の地下構造を立体的に調査し、石油・天然ガスの賦存ポテンシャルを評価するために、経済産業省所有の物理探査船「資源」の後継船として、2019年4月にJOGMECが導入、同年10月運航開始。

主要目等

船種 三次元物理探査船
建造年 2009年
船舶寸法 全長102.2メートル、全幅40メートル、喫水7.4メートル
総トン数 13,782トン
定員 70名
速力 18ノット(最大)
運航者 (株)オーシャン・ジオフロンティア

これまでの経緯

2020年 3月3日 左舷No.2推進モーター損傷
4月8日 右舷No.2推進モーター損傷
4月15日 運航停止(係留)
7月20日 右舷No.2推進モーターの開放点検を実施
8月20日 第1回委員会
8月22日 修繕ドックへ入渠
10月21日 第2回委員会
11月12日 左舷No.2推進モーターの開放点検を実施
11月30日 第3回委員会
2021年 1月18日 第4回委員会
1月29日 推進モーター修理完了
2月1日、2日 海上試運転実施
2月15日 調査再開

この記事に関するお問い合わせ先

国内探査部新井

電話 03-6758-8546

総務部 広報課高橋

電話 03-6758-8106

(法人番号 4010405009573)
〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 
虎ノ門ツインビルディング 16階(JOGMEC 総合受付)
電話(代表)03-6758-8000
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