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レアアース泥の調査・研究計画(案)を策定
-3年間で資源量調査と生産技術の調査・研究を実施-

2013年11月29日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、南鳥島周辺の排他的経済水域内において、深海の海底に賦存している堆積物に含まれるレアアースの濃集域と資源ポテンシャルを把握し、それらを生産するための技術分野の調査・研究を実施するため、有識者26名からなる勉強会(座長:東京大学 山冨二郎 教授)」を4回にわたり開催し、その結果を踏まえ、調査・研究計画案を策定、報告書にまとめ、公表しました(※http://www.jogmec.go.jp/content/300120700.pdfに掲載 )。

 この調査・研究計画案は、1.資源量評価等のための海洋調査、2.採鉱(採泥・揚泥)、製錬などの技術分野の調査・研究、3.最終年度の総合評価からなり、平成25年度から27年度の3年間で着実に実施していくこととしています。

勉強会の概要

 レアアース泥の調査・研究計画については、対象がこれまで知られていなかった新たな資源であることから、計画の内容が実海域の調査から技術分野の調査・研究まで広範囲にわたります。

 このため、JOGMECでは国内外の専門家からのヒアリングを行うと共に、今後の調査計画や将来の開発・生産を見据えた技術分野の調査・研究計画案の策定に資するため、海洋資源の開発に関連した様々な分野の有識者26名からなる「南鳥島海域のレアアース泥に関する勉強会」を設置し、専門家からの意見を聞き、今後の長期計画の策定を行うこととしました。

 勉強会は、平成25年2月から7月までに計4回開催され、毎回特定の分野についての検討を行い、今後の調査・研究計画案を議論して終了しました。

調査・研究計画案の要点

概略資源量・賦存状況等のための海洋調査

  1. 南鳥島周辺海域の資源量評価のため、試料採取を主とした調査を約100km間隔で実施し、捕捉された濃集海域ではさらに地点間隔を狭めて調査を実施します。
  2. 技術分野の調査・研究のため、必要な泥試料の採取を行い、一部を学術分野にも提供して研究の促進を図ります。
  3. 将来の実海域実験等の際の環境影響評価のため、環境基礎調査を実施します。

技術分野の調査・研究

  1. 採鉱分野(採泥・揚泥)は、既存技術の応用により実現できる可能性が指摘され、実際の揚泥のためシミュレーション等を含めて検討を行います。
  2. 選鉱・製錬手法は、システムの概念設計等を行います。
  3. 残渣処理/脱水処理法については、既存の処理法の情報収集と比較検討等を実施し、処理方法を含めて概念を決定します。

生産システムの検討と資源ポテンシャル総合評価

 上記の検討を基に生産システムの概念を定めて資源ポテンシャルの総合評価を行い、これらの事業化及び商業化に向けた検討の要点や課題等があれば抽出を行い、今後の計画を策定します。

調査・研究の実施計画

 調査研究は、平成25年度から27年度の3年間において、以下の計画で実施します。

調査・研究の実施計画

本年度の調査

 本年度は既に2回の調査航海を実施し、採取試料の分析・解析を実施中です。


この記事に関するお問い合わせ先

金属資源技術部  児玉、神田 

TEL 03-6758-8031

総務部広報課  西川 

TEL 03-6758-8106