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南アフリカ共和国ウォーターバーグ白金族プロジェクト最終フィージビリティ・スタディを発表

2019年10月23日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)が参画する南アフリカ共和国でのウォーターバーグ白金族プロジェクトにおいて、最終フィージビリティ・スタディ(実行可能性調査、以下「最終F/S」)が発表され、ポジティブな評価を得ました。
 JOGMEC は南アフリカ共和国ブッシュフェルド複合岩体北部において、カナダのプラチナム・グループ・メタルズ社(PTM社)およびムノンボ社とウォーターバーグ白金族プロジェクトを共同で立ち上げ、2011年11月に白金族金属(注1)鉱床を発見しました。その後2017年10月に南アフリカ白金族金属生産量第2位のインパラ・プラチナム社(インパラ社)を新たに開発パートナーとして迎え入れ、また2018年10月に阪和興業株式会社(阪和興業社)に機構の一部権益を譲渡してこれまで本プロジェクトを行っています。

 2017年11月から実施していた最終F/Sにおいて、この度ポジティブな評価を得ましたので、概要を報告します。
確認および推定鉱物埋蔵量の白金族金属量(3PGE+Au(注2)) 605.9t
年間の最大白金族金属(3PGE+Au)生産量 13t
鉱山寿命 45年
初期設備投資(CAPEX、70%の安定生産まで) 874百万米ドル
鉱山操業コスト 456米ドル/oz
生産コスト 554米ドル/oz
(ニッケルおよび銅の副産物クレジットを控除した場合)
 過去3年(2019年9月4日まで)の平均金属価格を用いた経済性評価として、
税引後の現在正味価値(割引率8%) 333百万米ドル
税引後の内部収益率(割引率8%) 13.3%
初期段階投資の回収期間 11.2年
 今後、開発が決まれば、阪和興業社は、本プロジェクトからインパラ社が生産する地金を安定的に購入する権利を有することから、将来の日本の自動車用排気ガス浄化触媒と燃料電池に使用される白金族金属、二次電池に使用されるニッケル等の金属資源の安定供給が期待されます。
 JOGMECは、今後とも資源探査を通じて新しい価値を創造し、我が国企業が関与する鉱山開発の促進に貢献してまいります。

(注1)用語説明
白金族金属:プラチナ、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウムおよびオスミウムの6元素の総称。特にプラチナおよびパラジウムは、自動車用排ガス触媒や産業用用途として重要な役割を果たす。
(注2)用語説明
3PGE+Au:プラチナ、パラジウム、ロジウムおよび金の略称。

参考:ウォーターバーグ・プロジェクトの確認および推定鉱物埋蔵量

確認および推定鉱物埋蔵量表

参考:最終F/Sの諸条件

過去3年(2019年9月4日まで)の平均金属価格(米ドル/oz) プラチナ 931米ドル/oz、パラジウム 1,055米ドル/oz、ロジウム 1,930米ドル/oz、金 1,318米ドル/oz、バスケットプライス(3PGE+Au) 1,045米ドル/oz、銅 2.87米ドル/lb、ニッケル 5.56米ドル/lb
最終F/Sで用いられた為替レート 設備投資およびコスト計算:15.0ランド/米ドル
経済性評価:15.95 ランド/米ドル(2025年以降長期レート)
 トロント証券取引所規則に従い、PTM社により公表された最終F/Sについては、PTM社の下記サイトよりご覧ください(2019年10月9日登録)。

プロジェクトの概要

対象地域 ウォーターバーグ(Waterberg)およびウォーターバーグ・エクステンション(Waterberg Extension)地域
鉱区面積 1,118平方キロメートル
概要 首都プレトリアの北北東約270キロメートルに位置し、白金族金属を胚胎するブッシュフェルド岩体の北端に位置するが、地表は表土で覆われ、ブッシュフェルド岩体の露出がないことから、これまで積極的な調査が行われていなかった地域。アクセス至便、年中探鉱可能。
周辺の開発状況
  • モガラクエナ鉱山(Mogalakwena)
    ウォーターバーグ地域の南70キロメートルに位置する。アングロ・アメリカン・プラチナム社(Anglo American Platinum Limited、本社:南アフリカ)が露天採鉱法で生産を行っており、金属量(埋蔵量および資源量ベース)の合計は295.7百万オンス(約9,197トン、プラチナ、パラジウム、ロジウム、金の合計)。(出典:ORE RESERVES AND MINERAL RESOURCES REPORT 2017, アングロ・アメリカン・プラチナム社)
  • プラットリーフプロジェクト
    ウォーターバーグ地域の南82キロメートルに位置する。JOGMEC出資案件。本格的探鉱実施中。

プラチナム・グループ・メタルズ社(Platinum Group Metals Ltd.)

本社 カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー
設立 2000年
概要 白金族金属の鉱山開発を目的とし、南アフリカで探鉱・開発を実施している。南アフリカのヨハネスブルグに現地会社を有し、現在、本プロジェクトのオペレータを務める。

インパラ・プラチナム社(Impala Platinum Holdings Limited)

本社 南アフリカ共和国ハウテン州ヨハネスブルグ
概要 南アフリカ白金族生産第2位、世界の白金生産の約4分の1を担う。主要なオペレーションは南アフリカのブッシュフェルド複合岩体およびジンバブエのグレートダイクにて行われている。

調査地域位置図

この記事に関するお問い合わせ先

資源探査部宮武、増田、種田

電話 03-6758-8160

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電話 03-6758-8106

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