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海底採掘要素試験機による海底熱水鉱床の採掘試験に成功

2012年9月25日

最終更新日:2012年9月26日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、経済産業省の委託を受けて、日本企業とともに開発した海底採掘要素試験機を用いて、海底熱水鉱床を対象とした世界初の採掘試験に成功しました。
 採掘試験は、本年2月に就航したJOGMEC所有の海洋資源調査船「白嶺」を用いて、8月22日から9月10日まで、沖縄本島北西の水深1,600mの海底熱水鉱床が賦存する海底で走行及び掘削試験を実施しました。
 今回の試験では、試験機を海底に着底させて軟弱な泥の上での約30mの走行試験や約26度の急勾配の海底斜面の登坂試験、さらに掘削ドリルによる海底熱水鉱床の掘削試験など計4回の試験を行い、将来の海底熱水鉱床の開発・商業化に向けて、多くの貴重なデータを取得することができました。

試験機の概要

 今回の試験に使用した海底採掘要素試験機は、将来の海底熱水鉱床の開発・商業化に向けて、 JOGMECと日本企業(株式会社三井三池製作所及び独立行政法人海上技術安全研究所を構成員とする共同企業体)で開発した試験機です。実際の海底熱水鉱床が存在する深海底で掘削、走行等の各種の要素試験を行うことが可能です。
試験機の概要 画像

採掘試験の概念図

 海洋資源調査船「白嶺」の後部のフレームから試験機(向かって右側)を投入。また同時に船の横から遠隔操作式無人探査機(ROV、向かって左側)を投入して、試験機の動作や走行・掘削状況の確認を行いました。
採掘試験の概念図 画像

試験機が走行した海底ソナー映像

 試験機に取り付けられた全方位ソナー映像で、上方から投影したもので、円の中心がソナーの位置です。映像の右側に縦の2本の筋が試験機の走行跡です。
試験機が走行した海底ソナー映像

試験機による掘削跡

 海底熱水鉱床の採掘は、掘削ドリルなどで鉱石を細かく砕き、砕いて細かくした鉱石を回収して船上まで揚鉱パイプなどで揚げます。
 今回の試験では、海底熱水鉱床の表面を実際に掘削ドリルで掘削できることが実証できました。写真は、試験機で海底熱水鉱床の表層を削った跡の映像で、半円形の筋は掘削ドリルが回転した跡です。
 本映像は試験後、ROVのカメラで撮影したものです。
試験機による掘削跡
 なお、試験の実施に当たっては、試験内容、試験期間を考慮し、事前に採掘試験による周辺環境への影響を検討し、環境に重大な影響が生じないことを慎重に確認しました。また、事前の影響予測結果を検証するため、試験中及び事後にも環境モニタリング測定を行っています。

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