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国内石油・天然ガス基礎調査

国内石油・天然ガス基礎調査

 国内の石油・天然ガス資源は最も安定的に供給可能なエネルギー源であり、その資源ポテンシャル把握や開発に関する技術的・経営的基盤を形成することはエネルギー安全保障の観点から国の重要な政策の一つと位置づけられています。国内石油・天然ガス基礎調査は、これら政策を背景に探鉱フロンティアにおける地下の地質構造や炭化水素胚胎状況の把握を進めることを目的に実施されてきた事業で、昭和30年代から継続されています。

 近年の世界的な探鉱動向は、水深2,000mを超える大水深海域へと向かっています。一方、国内の民間企業による海上試掘は、ほとんどが水深200mよりも浅い海域で行われてきました。平成10年度に実施した基礎試錐「三陸沖」は、国内では初の水深800mを超える大水深海域で実施されました。ガスの産出に成功したこともあり、国の基礎調査がリスクの高い大水深地質フロンティアにおいて先導的な役割を果たした好例となりました。しかしながら、世界第6位の排他的経済水域を持つ日本において、大水深など海域の活用の必要性が認識される中、調査は、まだ、十分とは言えません。

 平成20年2月、国は最新鋭の三次元物理探査船『資源』を導入しました。さらに、平成21年3月には国の海洋資源開発に関する取り組み方針をまとめた「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」を策定しました(平成25年度改定)。現在、この計画に沿って、年4~6海域で『資源』を用いた基礎物理探査が関係者のご協力のもと実施されております。また、『資源』の調査結果を基にした基礎試錐も平成25年度に実施されました。引き続き、国内石油・天然ガス基礎調査が機動的に実施されることが期待されています。

 基礎物理探査や基礎試錐の報告書など調査結果の利用については、我が国の石油及び天然ガスの探鉱開発の促進に資する目的や地震災害等の防災や環境対策等公共性の高い目的などにおいて、利用希望者の申請により利用可能となっており、現在、JOGMECがその申請窓口となっています(連絡先:探査部基礎調査課 メールアドレス:)。

三次元物理探査船「資源」

三次元物理探査船「資源」