操業現場の課題解決のための支援(操業現場技術支援事業)
操業現場技術支援事業は、わが国企業がオペレーターないしは準オペレーターとして直接探鉱・開発事業に携わっているプロジェクトに対し、それらのプロジェクトが抱えている具体的な技術課題の解決を目的としたスタディをわが国企業とJOGMECの共同で実施するものです。
本事業は、提案公募形式で募集し、毎年1~3件程度の共同スタディを実施しています。共同スタディで得られた技術的成果については、可能な限り他のわが国企業にも開示し、同様の技術課題を抱える企業の問題解決に向け、知見の共有化を図っています。
平成28年度は「八橋油田群北秋田地区における生産性改善技術実証試験(Phase2)」及び「原油からのアスファルテン析出による生産障害対策」の2件のスタディを実施。
平成29年度は「地表地化学探査の精度向上に係る技術研究」として、最新の地表地化学探査技術を取り入れ、地震探鉱を補完し、経済的な探鉱開発を行える手法の検証と精度向上、余目・福川油田の追加ポテンシャル評価を目的にスタディを実施しています。
八橋油田北部地区における調査井掘削作業の様子
写真提供:国際石油開発帝石(株)