資源ライブラリ
ホーム >  資源ライブラリ >  資源備蓄 >  世界に誇る!海に浮かぶ石油備蓄タンク(1)

世界に誇る!海に浮かぶ石油備蓄タンク(1)

海に浮かぶ石油開発技術本部備蓄タンク

世界有数の石油消費国である日本は、緊急時に備え原油や石油ガスを備蓄している。
といっても、その備蓄形態はさまざま。
今回は、日本に2つしかない洋上備蓄基地の1つ、上五島国家石油備蓄基地を紹介しよう。

世界唯一!石油備蓄タンクが動く!?

点検・補修のために貯蔵船は往復460キロメートルを移動する

 上五島国家石油備蓄基地では、船舶安全法等に基づき、5年に1度、原油貯蔵船のメンテナンスを実施。貯蔵船5隻のうち代表船1隻を点検・補修している。このメンテナンスを行うのは、長崎市香焼町の造船所。ただし、貯蔵船は自走できないため、移動には別の船が貯蔵船を曳航する方式が採用される。実はこの貯蔵船の曳航が行われるのは、世界でもこの基地だけ。しかも往復約460キロメートルという大移動だ。2017年もメンテナンス実施年のため、7月26~28日に貯蔵船上五島3号の曳航・入渠(ドックイン)を行った。約2カ月間の点検・補修後、貯蔵船は10月上旬に備蓄基地に戻される予定だ。

上五島国家石油備蓄基地とは?

上五島国家石油備蓄基地とはの説明画像

 地上タンク方式、地中タンク方式などさまざまな備蓄方式の中でも、海にタンクを浮かべる「洋上タンク方式」を採用した備蓄基地。長崎県の五島列島に位置し、穏やかな泊地に浮かぶ。タンクは「貯蔵船」とも呼ばれ、1隻あたり88万キロリットルの貯油能力を持つ。

JOGMEC NEWS Vol.50の表紙
内容は2017年9月時点のものになります。
当記事が掲載された広報誌「JOGMEC NEWS Vol.50(2017年9月発行)」電子ブックへのリンクアイコンも併せてご利用ください。