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活気づく資源大国オーストラリアの今を読む!

活気づく資源大国オーストラリアの今を読む!
シドニー事務所 副所長 吉川 竜太の写真

JOGMECのさまざまな仕事を支えるメンバーを紹介する当連載。
今回は、オーストラリア・シドニー事務所の吉川竜太副所長を取り上げます。

多様な資源を有するオーストラリアで資源に関する情報を収集・提供

 オーストラリアは、資源が全輸出品総額の50パーセント以上を占める資源大国。天然ガス、非鉄金属、石炭、鉄鉱石など幅広い資源に恵まれており、日本にとって重要な資源供給国といえます。そんなオーストラリアは、住宅街のなかに自然保護区があったり、街から少し歩けば海岸に着いたりと、自然との距離が非常に近い国です。シドニー事務所があるのも、「ダーリング・ハーバー」と呼ばれる入り江から徒歩3分ほどのところ。オフィスからの眺望は抜群です。
 このシドニー事務所の主な役割は、オーストラリアと周辺のオセアニア諸国を対象に、日本の資源政策や日本企業の投資決定に役立つような、資源に関する情報を収集・提供すること。扱う資源の幅広さに加え、各国、各州が異なる鉱業政策を保有するため、収集すべき情報は大量です。他にも、JOGMECが進めるプロジェクトの支援や新規探査案件の発掘、対象国との関係構築にも取り組んでいます。
 近年、オーストラリアは資源価格の低迷に悩まされてきましたが、資源価格も回復し始め、活気づいてきました。このまま開発や投資が進めば、オーストラリアの恵まれた資源ポテンシャルが活きる時代が到来するのではないでしょうか。ますます活発化するオーストラリアから目が離せません。

活発化するオーストラリアで注目の3つのポイント

2018年、LNGの輸出量が世界一になる見通しです

日本企業が参画する「イクシス」も近く生産開始を予定

日本企業が参画する「イクシス」も近く生産開始を予定

 現在オーストラリアでは、複数の海上LNGプロジェクトが、生産開始を目前に控えています。日本企業がオペレーターを務める大規模ガス田開発プロジェクトの天然ガス生産も、近々開始を予定しています。これらが生産開始されれば、2018年にはカタールを抜き、世界最大のLNG輸出国になると期待されています。LNG需要が増える今、日本にとってオーストラリアの重要度はより高まっていくと思われます。

需要が高まる電気自動車に必要な銅やレアアースが豊富です

レアメタルを利用する電気自動車は、世界中で普及が見込まれる

レアメタルを利用する電気自動車は、世界中で普及が見込まれる

 今後、世界規模で需要が増加すると予測されている電気自動車。オーストラリアは銅などのベースメタル以外にも、リチウムやコバルト、ニッケルなど、電気自動車に利用されるレアメタルに恵まれています。今後、それらの資源の調達先として重要な役割を担うことになるでしょう。実際、金属資源の価格低迷を脱した今、こうしたレアメタルへの投資も伸びています。これからいっそう期待がかかる分野です。

鉱山操業の先端技術が先駆けて導入されています

年数十回も開かれる鉱業大会では最新技術にも注目

年数十回も開かれる鉱業大会では最新技術にも注目

 豊富な資源に支えられたオーストラリア鉱業ですが、人件費が決して安くないという弱点もあります。そのため、ダンプトラックや鉄道の自動化などの先端技術を先駆けて研究・開発し、コスト競争力を保とうというマインドが根づいているようです。今後、活気あるオーストラリアから新技術やノウハウが生まれ、世界に広がっていく可能性も考えられます。オーストラリア鉱業の最新技術の発展に注目です。

活発化するオーストラリアの仕事で大切なことは?

注目度に左右されず毎日丹念に情報を積み上げること

 資源価格の回復などで活気づくオーストラリアですが、情報収集の方法や内容がこれまでと変わるわけではありません。注目度にかかわらず、丹念にニュースソースを見て、情報を日々、積み上げることが大切です。膨大な情報はアルバイトさんの協力を得て効率的に収集する一方、私自身もニュースサイトを巡回し、情報をチェックしています。今後も、日本企業に有益な、新鮮で正確性の高い情報を提供していきたいと思います。

現在事務所には3名のアルバイトを含め、7名のスタッフが在籍。協力しながら、現地の新鮮な情報を効率的に提供する

現在事務所には3名のアルバイトを含め、7名のスタッフが在籍。
協力しながら、現地の新鮮な情報を効率的に提供する

JOGMEC NEWS Vol.51の表紙
内容は2017年12月時点のものになります。
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