19世紀中〜末ごろまでは、石油は灯油(照明用)の燃料としての利用が主でしたが、20世紀に入ると、ガス灯、電灯が普及して灯火用としての石油の需要が減少した代りに、重油や内燃機関用の灯油の需要が増加しました。1908年にフォード社が低価格乗用車(T 型フォード)を発表し量産が始まったので、それ以降、ガソリンが最も重要な石油製品となりました。そうなると、どんどん石油を探さなければならなくなりました。1855年にG. H.ビスルはペンシルベニア州のタイタスビルに世界で最初の石油会社を設立しました。この会社の工事主任であった E. L. ドレークは,塩水井を掘る技術を用いて,1859年に世界最初の油を目的とした井戸(坑井)による石油の発見に成功しました。その後,カナダ地質調査所の T. S. ハントが石油は地下の地層がラクダのこぶのように盛り上がっているところ(背斜構造:はいしゃこうぞう)にあることを発見しました。
このようにして、地下の背斜構造を探すようになったのです。 最近では、科学技術を駆使して、様々なタイプの石油が溜まっていそうな場所を見つけ出しては、実際に石油の井戸を掘って取り出すようになりました。