JOGMEC 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構

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JOGMECが取り組む8の事業

地質構造調査

国内外での新たな探査開発事業推進のため、先行的な調査に力を入れています。

上:国内地熱ポテンシャル調査における空中物理探査の様子
下:海底地盤調査サイト(鋼製櫓によるボーリング)

海外地質構造調査
 石油・天然ガス、石炭の探鉱・開発やCCSポテンシャルが期待される国・地域で地質構造調査を実施。資源国や国営企業等と協力関係を構築し、日本企業の進出を支援しています。

JV(ジョイントベンチャー)調査
 金属・石炭分野の外国企業等と世界各地で共同探査を実施。有望と確認されたプロジェクトの権益を日本企業に引き継ぐことで初期探査リスクを軽減し、権益獲得を支援しています。

国内地熱ポテンシャル調査
 有望な地熱資源を確認するため、広域調査を行うとともに、民間事業者の参入判断に必要なデータを提供することにより、地熱資源の開発促進を図っています。

先進的CCS支援事業
 CCSの普及と拡大に向け、モデル性のある事業を「先進的CCS事業」と位置付け、国内で排出されるCO²の分離・回収から輸送、貯留までのバリューチェーン全体を支援しています。

風況および海底地盤調査
 発電事業の検討に必要な初期段階の調査として、風況および海底地盤調査を実施。調査の重複実施という弊害を解消するセントラル方式により、案件形成の促進を図っています。

海洋資源開発

海洋資源の開発を促進するため、資源量調査や商業化に向けた技術開発を推進しています。

上:産出試験でのメタンガス燃焼の様子
下:海洋資源調査船「白嶺」

メタンハイドレート
 メタンハイドレートは日本近海にも存在が確認されており、国産資源となることが期待されています。JOGMECは2013年に世界初の海洋産出試験を実施。世界の先駆的事業として、商業化に向けた研究開発を推進しています。

在来型石油・天然ガス資源
 本邦周辺海域を対象とした基礎調査事業を実施。JOGMECが保有する三次元物理探査船「たんさ」を用いた調査を実施することにより、本邦周辺海域での石油・天然ガスの探鉱活動の促進に貢献しています。

海洋鉱物資源
 JOGMECが保有する海洋資源調査船「白嶺」などの船舶を用いて海底熱水鉱床やコバルトリッチクラスト等の資源量調査や環境調査を実施。また、採鉱、揚鉱、選鉱、製錬といった生産技術の開発も行っています。

金融支援

自主開発プロジェクトに対し資金調達を支援しています。

上:アルゼンチン・オラロスサイト
下:ウィートストーンLNGプラント

出資・債務保証
 地下資源の探鉱・開発、水素等の製造・貯蔵、CCS事業は巨額の資金が必要です。これら事業は不確実性が高いことから、投下資金を回収できないリスクも存在し、独力で資金を供給することは企業にとって大きな負担となります。JOGMECはこれら事業に対し出資・債務保証を行うことで、日本企業のリスクマネー調達を支援しています。

融資
 国内外での金属鉱物の探鉱に必要な事業費への貸付、国内の休廃止鉱山の鉱害の防止に必要な資金の貸付、備蓄石油・石油ガス購入に必要な資金の貸付事業を行っています。

助成金交付事業
 日本企業が行う石炭・地熱・金属の探査・探鉱に必要な地質構造調査のほか、国が認定した可燃性天然ガスおよび重要鉱物に係る安定供給確保を図る取り組みに助成金を交付しています。

技術開発

JAPANテクノロジーで、さらなる資源の確保を目指します。

セラミック膜パイロット試験設備

技術開発・支援
 国内外における資源開発の現場では、様々な技術課題に直面しています。JOGMECは、これらの技術課題を克服していくために先進的な技術開発を進めると同時に、日本の技術者の派遣による技術指導等の資源国への技術支援を通じ、資源の確保に努めています。

技術センター(TRC)
 油・天然ガス、水素・アンモニア、CCS事業に関係する技術の研究・開発を行っています。

金属資源技術研究所
 鉱物資源の選鉱・製錬や鉱害防止に関する技術の調査研究を行っています。

資源備蓄

不測の事態に備えて資源備蓄を推進しています。

福井国家石油備蓄基地

石油・石油ガス備蓄
 日本は石油・石油ガス(LPガス)の多くを輸入に依存しています。そのため、資源国における有事の発生や国内の災害に備え、全国10か所の国家石油備蓄基地と5か所の国家石油ガス備蓄基地に石油・石油ガスを備蓄しています。 JOGMECはこれらの備蓄を迅速かつ安全に放出できるよう、国家備蓄基地の統合管理を行っています。

レアメタル備蓄
 レアメタルは最先端産業に欠かせない重要な素材です。JOGMECは緊急時や需給逼迫時のレアメタル供給障害に備えるため、国家備蓄倉庫で備蓄物資の一元的な保管・管理を行っています。

鉱害防止

鉱害防止事業を多方面から支援し環境保全に貢献します。

旧松尾鉱山新中和処理施設

旧松尾鉱山新中和処理施設
 JOGMECは1982年以降、岩手県にある旧松尾鉱山から流出する大量の坑廃水を中和するために建設された、新中和処理施設の維持管理を実施。北上川の清流化に貢献しています。

技術開発(パッシブトリートメント)
 坑廃水処理に要する費用の低減を図るため、バクテリア等の自然浄化能力を利用したパッシブトリートメント技術の開発を行っています。

石炭経過業務
 最盛期には国内に900以上あった炭鉱は、現在、そのほとんどが閉山しています。JOGMECは旧保有鉱区について、鉱害賠償等の鉱区管理業務、貸付金償還業務等を行っています。

情報収集・提供

情報力で日本企業の資源開発をサポートします。

JOGMEC Webサイト

刊行物&Webサイト
 JOGMECが収集・分析した国内外の資源・エネルギーに関する情報を、書籍やパンフレット、レポートとして、総合案内から資源分野別までさまざまな形態で提供しています。また、ホームページや分野別の情報サイト、メールマガジン、YouTube等の公式SNSなどインターネットを活用したタイムリーな情報発信も行っています。

講演会等の開催
 さまざまな講演会やイベント、月例ブリーフィングや成果発表会等を開催し、一般の方から専門家までを対象に幅広い情報提供に努めています。

資源外交・国際協力

政府レベルのネットワークを強化し、日本の資源確保を支えます。

ADIPECの様子

資源外交
MOU(覚書)
 資源国や国営企業等とのトップ会談により、探鉱開発支援、技術協力、人材育成等の協力枠組みを構築しています。

国際会議・イベント
 国際会議や国際展示会等に積極的に参加することで、本邦資源業界やJOGMECのプレゼンス強化に努めています。

国際協力
研修事業
 資源国や国営企業の技術者等を対象とした研修事業を通じ、日本が培ってきた高度技術の移転や人材育成を行うとともに、資源国との人的つながりを強化しています。
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