串木野国家石油備蓄基地

同基地は、1986年4月に立地が決定し、同年5月建設の推進母体となる国家石油備蓄会社が設立され、1994年5月に完成しました。
同基地は、地下岩盤内に空洞を設け、地下水圧等により貯蔵原油を封じ込める水封式地下岩盤タンク方式が採用されています。この方式は土地の有効利用、環境保全、安全性、経済性等に優れています。
2004年2月に国家石油備蓄基地は国の直轄事業となり、JOGMECは国家石油備蓄の統合管理業務を行います。基地の操業は民間の操業サービス会社がJOGMECより委託を受け実施しています。本体制のもと、安全かつ効率的な備蓄石油の保有を行い、石油の安定供給を図っています。

お知らせ・ニュース

基地概要

所在地	鹿児島県いちき串木野市
備蓄施設容量	約175万キロリットル
完成年等	1992年12月末一部完成 1993年1月オイルイン開始 1994年5月全面完成同11月オイルイン終了
用地面積	地上施設地区5ヘクタール貯油施設地区26ヘクタール

主要設備概要

設備	名称	設備内容	数量
貯油設備、受払設備	原油タンク（水封式地下岩盤タンク方式）	35万キロリットル×1ユニット、70万キロリットル×2ユニット	3ユニット
貯油設備、受払設備	原油受払設備	一点係留システム（5～10万DWT級）原油ポンプ、中継ポンプ	一式
用役設備	ボイラー設備	炉筒煙管ボイラー（加温設備）、燃料供給設備など	一式
用役設備	電気設備	受電設備、自家発電設備など	一式
安全防災設備、環境環境保全設備	消火設備	消火用貯水槽、消火ポンプ、屋外給水消火栓、泡消火設備など	一式
	消防車両	甲種普通化学消防車	一式
	防災船	多目的作業船（消防船兼多点係留システム用作業船兼オイルフェンス展張船）	一式
	油防除資機材	油回収装置、回収油貯蔵バージ、オイルフェンスなど	一式
	公害防止設備	不燃性ガス供給設備、排ガス処理設備、水封水ポンプ、底水排水タンク、排水処理設備など	一式

展示施設紹介 - ちかび展示館

岩盤タンク掘削時に使用した作業用トンネルの入口部分を活用して作られた展示館です。

〒896-0053 鹿児島県いちき串木野市
野元21803番地
Tel 0996-32-4747

開館時間	9：00～17：00 （最終入館時間16：00）
休館日	火・水曜日、年末年始（12/30～1/3）
入館料	無料

（注）展示施設の写真・動画撮影は一部を除いてご遠慮いただいております。

ページトップ

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構
（法人番号 4010405009573）

〒105-0001　東京都港区虎ノ門2-10-1　虎ノ門ツインビルディング 16階（JOGMEC 総合受付）
電話（代表）03-6758-8000