同基地は、2000年12月に立地が決定し、1998年12月に設立された建設の推進母体となる国家石油ガス備蓄会社により建設が開始されました。2004年国家備蓄事業の体制移行により、同社の事業を承継したJOGMECが、国からの委託事業として建設工事を継続し、2013年3月に完成しました。
波方基地と同様、石油ガス備蓄では本邦初となる水封式地下岩盤タンク方式を採用しています。国家備蓄石油ガスの受入れについては、2017年3月に完了しました。一つの貯槽としての貯蔵容量約40万トンは、世界最大規模となっております。
JOGMECは同基地を含めた5基地(七尾基地、福島基地、神栖基地、倉敷基地、波方基地)の国家石油ガス備蓄の統合管理業務を行っており、基地の操業は隣接する民間の会社がJOGMECから委託を受け、実施しております。本体制のもと、安全、効率的かつ機動的に国家備蓄事業を実施し、石油ガスの安定供給を図っています。
所在地 |
岡山県倉敷市 |
面積 |
約3ヘクタール |
方式 |
水封式地下岩盤タンク方式 |
施設容量 |
約40万トン
プロパン40万トン(1基) |
完成時期 |
2013年3月完成 |