JOGMEC 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構

水素・アンモニア製造に対する支援

 2050年カーボンニュートラル達成に向けては、燃焼してもCO2を排出しないゼロエミッション燃料である水素・アンモニアの利用が不可欠です。こうした、水素・アンモニアの供給体制を構築していくためには、水素・アンモニアが石油や天然ガス等のエネルギー資源と同様に安定的かつ低廉に供給されることが不可欠です。経済性や安定供給の観点から、当面は化石燃料から水素・アンモニアを製造し、CCSでCO2を処理してカーボンフリー化した、ブルー水素・ブルーアンモニアの利用が大宗を占めると考えられます。JOGMECは、これまで蓄積した地下評価や実証系研究のノウハウを活かしてCCSに取り組み、上流資源開発とパッケージにした水素・アンモニア製造に対する支援を行います。

CCSを通じた化石燃料由来の水素・アンモニアのカーボンフリー化支援

計画  CCS事業への資金的・技術的支援を通じて、化石燃料からのブルー水素・ブルーアンモニアの製造や、アジア太平洋地域をはじめとする各地における我が国企業が企図するブルーの水素・アンモニアの事業化に貢献します。
具体的取組事例 インドネシアにおけるブルーアンモニア調査
 2021年3月、インドネシアのクリーン燃料アンモニア生産のためのCCS共同調査のMOUを、JOGMECとITB(バンドン工科大学)/PAU(パンチャ・アマラ・ウタマ社)/三菱商事との間で締結。今後、貯留候補地層のデータ収集、シミュレーション、分析及び評価等を実施し、クリーン燃料アンモニア生産の実現可能性を検討。
PAUプラント
PAUプラント
参考

水素・アンモニアに関するバリューチェーン調査等を通じた事業性評価支援

計画  天然ガスを利用して生産する水素をアンモニアに変換し、日本等へ輸送するバリューチェーンの事業化調査を行い、事業性評価を支援します。それにより、我が国企業による水素・アンモニア事業の立ち上げを支援します。
具体的取組事例1 豪州から日本へのクリーン燃料アンモニアサプライチェーン構築に関する事業化調査
 2021年7月より、丸紅株式会社、北陸電力株式会社、関西電力株式会社およびWoodside Energy Ltd.との間で、豪州で生産するクリーン燃料アンモニアについて、日本への海上輸送、発電用・船舶用燃料用途としての利活用およびファイナンスの検討等を含めたサプライチェーン全体の事業化調査を共同で実施。
豪州―日本間のクリーン燃料アンモニアサプライチェーン概念図
豪州―日本間のクリーン燃料アンモニアサプライチェーン概念図
具体的取組事例2 アブダビにおけるクリーン・アンモニア生産事業の事業化可能性に関する共同調査
 2021年7月8日に、株式会社INPEX、株式会社JERA、アブダビ国営石油会社、機構との間で、アラブ首長国連邦アブダビ首長国におけるクリーン・アンモニア生産事業の事業化可能性に関する共同調査契約を締結。
具体的取組事例3 東シベリア-日本間のアンモニアバリューチェーン事業化調査フェーズ2を開始(マスタープラン構築へ)
 2020年12月より、アンモニアバリューチェンのFS調査を、JOGMECとロシア・イルクーツク石油(INK)/伊藤忠商事株式会社/東洋エンジニアリング株式会社との間で共同で実施。INKが生産する水素や天然ガスをアンモニアに変換し、日本へ輸送する計画の事業可能性を調査。フェーズ2ではより詳細な事業化調査と併せてマスタープランを構築します。
東シベリア-日本間のアンモニアバリューチェーンフロー図(概念図)
東シベリア-日本間のアンモニアバリューチェーンフロー図(概念図)
具体的取組事例4 西豪州におけるクリーン燃料アンモニア生産を見据えたCCS共同調査の実施
 JOGMECは、三井物産100%子会社であるMitsui E&P Australia Pty Ltd(MEPAU)と西豪州におけるCO2排出を低減したクリーン燃料アンモニアの将来的な生産を見据えて、CCSに関する共同調査を実施中。
 具体的には、同社がオペレーターとして50%権益を有するウェイトシアガス田で生産される天然ガスを改質して得られる水素を元にアンモニアを合成し、その過程で排出されるCO2を枯渇ガス田に貯留することにより、クリーン燃料アンモニアを製造・輸出することを検討していきます。
西豪州におけるクリーン燃料アンモニア生産の概念図
西豪州におけるクリーン燃料アンモニア生産の概念図
参考 具体的取組事例1、2、3 具体的取組事例4

褐炭をはじめとした石炭の水素化の事業性評価支援

計画  低コストの水素利用の実現に向けて安価なエネルギー資源である褐炭をはじめとした石炭に着目し、石炭由来の水素事業の脱炭素化を支援するとともに、我が国企業のニーズに基づき、炭鉱近傍での水素・アンモニア製造やこれに伴うカーボンリサイクル事業の可能性調査の実施を検討します。
実施状況  国内外の褐炭資源ポテンシャル調査および褐炭水素にかかる動向調査を実施済み。

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