本事業は、日本企業が権益を有する操業現場における生産技術等の課題解決や、日本企業が権益の獲得または事業への参入を検討する鉱山開発等の案件に対する鉱山・FS評価に関して、技術支援を行うものです。
日本企業とJOGMECとの共同スタディ契約により、生産効率の向上や生産性の改善、または鉱山開発等の促進に寄与することをもって、石炭資源の我が国への安定供給に貢献することを目的としています。
過去の共同スタディ一覧
褐炭改質技術によるPCI炭等の製鉄用高付加価値代替品の製造可能性の検討
インドネシア等に大量に賦存する褐炭は、高水分、低発熱量、自然発熱性のため、安価な生産コストであっても輸出ができず、地場火力での小規模利用に留まっています。このような褐炭資源の利用促進のための検討も共同スタディで実施しています。
本スタディでは、褐炭をコプロダクション型熱水触媒反応プロセス(Cat-HTR)により改質し、製鉄プロセスにおける石炭代替(PCI炭代替、焼結用の無煙炭代替および電炉用加炭材・転炉用昇熱材の土状黒鉛代替)やコールタール等の高機能炭素材原料への代替などについて、その利用可能性を検討し、その事業性評価などを実施いたしました。