(注)平成31年度から「地熱資源量の把握のための調査事業費助成金交付事業」は「地熱発電の資源量調査事業費助成金交付事業」に名称を変更しました。
地熱資源を利用した地熱発電は高い設備利用率と安定的な電力供給が可能なベースロード電源であり、有望な再生可能エネルギーとして注目を集めています。一方で、地熱資源開発は開発までに長いリードタイムを必要とすること等から、日本は世界で第3位の地熱資源量を誇りながら、有効に活用されていません。
本事業はJOGMECが国から補助金を受け、本邦法人が本邦において地熱資源調査を行う場合に、本邦法人が負担する調査費の一部(地質調査・物理探査・地化学調査等に関する経費や坑井掘削調査等に関する経費)を助成金として交付する支援制度です。
日本の地熱資源はその大部分が自然公園内に賦存しており、 環境と調和した地熱資源開発が必要不可欠です。 また、温泉への影響に関して懸念もあります。そのため、モニタリング調査や環境事前調査といった環境と調和した地熱資源開発に必要な調査に関しても、助成金の対象としています。
令和2年度22件、令和3年度20件、令和4年度19件、令和4年度補正4件、令和5年度11件、令和6年度18件の調査事業を採択しています。
調査の対象は、地熱発電を目的とした地熱資源開発です。
本事業は、以下のJOGMEC内部規程に基づいて実施されています。