企業のリスクの一部を負担するため、地熱資源開発を行うプロジェクト会社に、地熱資源の探査に必要な資金を出資という形で供給します。出資の上限は50%(ただし、JOGMECが単独で最大株主又は最大出資者とならない範囲)になります。
(例)
松尾八幡平地域の噴気試験
国内において地熱資源の存在が有望と認められる地域における地熱資源の探査(噴気試験を行うことを目的とした坑井掘削及びこれに付随する作業を行うことをいう。)に必要な資金であり、その探査を促進することにより優良な地熱資源の採取に効果があると認められる場合、当該探査に関する物品費、労務費、直接経費、減価償却費及び探査に必要な許認可等の取得に係る経費が出資の対象となります。
出資を受けることができる方は、本邦において地熱資源開発を行う本邦法人で、以下の要件を含むJOGMEC所定の審査基準を満たす方です。
- 自然公園法、温泉法、森林法等の許認可事項が明確になっており、JOGMECの出資時点では各許認可事項が承認されると見込まれること。
- 調査範囲の土地を保有していること、または土地借用に関する地権者の合意・許可が得られていること。
- 開発地域の都道府県及び市町村利害関係者(地方公共団体、温泉事業者等)が明確になっており、利害関係者の当該プロジェクトへの賛同や理解が得られているもしくは得られる見込みがあること。
上記資格要件を含む審査基準を満たし、JOGMECとの間で締結する出資基本契約により定められた地域及び期間の範囲で実施される地熱資源の探査事業です。
出資の限度額は地熱の探査に必要な資金に充当される出資の額の50%以内となります。
(ただし、JOGMECが単独で最大株主又は最大出資者とならない範囲内。)
出資は株式等取得の方法により行います。
株式等の処分はJOGMECの持分を処分することができると認められる場合には、JOGMECが所有する株式等を、出資先と協議の上、処分します。