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「地熱資源ポテンシャル調査」の開始
~地熱資源調査を効率的に実施して地熱資源開発を促進するため、最新の空中物理探査手法による広域調査を開始~

2013年10月8日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、地熱資源調査を効率的に実施して地熱資源開発を促進するため、10月初旬から九州の「くじゅう」地域及び「霧島」地域において、ヘリコプターを用いた最新の手法による空中物理探査を開始します。
  1. わが国に賦存する世界第3位の地熱資源を有効に活用するためには、個別地域における地熱資源調査が必要不可欠であるため、こうした地域の調査を効率的に行うことが必要となっています。

  2. このため、JOGMECでは、国による地熱資源調査支援事業の一環として、広域において地熱資源のポテンシャル評価(地熱資源量評価)を効率的に行うべく、九州の「くじゅう」地域及び「霧島」地域においてヘリコプターを用いた空中物理探査「地熱資源ポテンシャル調査」を開始します。

  3. この空中物理探査で取得したデータと、既存のデータや文献と合わせて総合的に解釈することで、地熱ポテンシャルの評価が可能となります。今回は、地熱資源ポテンシャルが高く、かつ既往調査が多く行われている「くじゅう」地域及び「霧島」地域で調査を行い、その後は順次、各地で実施していく方針です。

  4. また、得られた調査結果は防災(地すべり、火山活動等)や温泉保全等の用途にも有用と考えられ、関係省庁や関係自治体等に提供していく方針です。

以上

調査詳細

(1) 調査地域

くじゅう地域
  1. 調査時期:10月初旬 ~10月中旬
  2. 調査地域の面積:約550㎢
霧島地域
  1. 調査時期:10月中旬 ~ 10月下旬
  2. 調査地域の面積:約280㎢

(2) 作業主体

株式会社フグロジャパン


調査地域位置図

参考

本調査で用いる調査手法と期待される効果

空中物理探査の模式図

  • 空中重力偏差法探査用機器

  • 空中電磁探査による測定風景

この記事に関するお問い合わせ先

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