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平成27年度モザンビーク石炭研修を実施
~モザンビーク石炭産業の技術向上に貢献~

2015年7月24日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、6月19日(金)から7月16日(木)にかけて、JOGMEC技術センターを拠点とし「モザンビーク石炭産業人材育成事業日本受入研修」を実施しました。本研修にはモザンビーク鉱物資源エネルギー省をはじめとした政府関係機関の技術者10名が参加しました。
 モザンビーク石炭産業人材育成事業日本受入研修は、平成24年10月に日本とモザンビーク共和国の両政府が合意した“石炭産業発展5ヵ年プラン”を具現化するため、JOGMECが平成26年7月、同国エネルギー鉱物資源省と書名交換した協定書に基づき実施するものです。
 本研修は、昨年度に引き続き、今回で2回目の実施となります。

 今回の研修プログラムは、昨年の研修生から評価が高かったリモートセンシング技術、地質調査・解析技術(資源量・埋蔵量計算)、炭量評価をはじめとする経済性評価とともに、石炭開発に必要な保安環境管理を含む採炭技術・選炭技術等を中心とした座学形式講義のほか、我が国における石炭等の鉱山開発および石炭利用技術について当該生産現場にて研修を行いました。
 特にモザンビークは露天掘炭鉱がほとんどのため、坑内掘炭鉱(釧路炭鉱)は多くの研修生が印象に残った訪問先として挙げていました。
 また、技術講義以外にも、日本語教室、折り紙、日本食文化の体験、研修旅行を通じて日本の文化や社会を紹介し、日本をより深く理解し、将来にわたる日本の理解者を増やすことを目的として行いました。

 講義最終日に行った討論会では、日本人専門家の技術指導力ならびに研修内容に対して、参加した技術者より高い評価を受けました。また、滞在期間中に交流した日本人の親切な対応や研修内で体験した日本語や日本文化に接する機会などを通じ、日本に対して好印象をもっていただくことができました。

 研修最終日の閉講式では、経済産業省石炭課より覚道課長、モザンビーク大使館よりベルミロ ジョゼ マラテ大使にご出席頂き、研修生への御祝辞を賜りました。

 JOGMECは今後も本事業を通じ、モザンビークの人材育成を行うことにより、同国技術者のさらなる技術力向上に貢献するとともに同国との一層の関係強化を図ってまいります。
  • 技術講義風景

  • 釧路炭鉱

  • モザンビーク共和国独立40周年記念祝賀レセプション(ホテルオークラ東京)
    写真提供:モザンビーク共和国大使館

  • 閉講式

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