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神栖国家石油ガス備蓄基地における
平成28年度国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について

2016年11月10日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、国から委託を受けて管理している神栖国家石油ガス備蓄基地(茨城県神栖市、以下「神栖基地」という)において、11月8日(火)、平成28年度国家備蓄石油ガスの放出訓練を実施しました。
 神栖基地の放出訓練は緊急時を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」という)を隣接する操業会社の低温タンクへ放出するもので、プロパン、ブタン共に300トンの放出を実施しました。本訓練は、JOGMECが主催し、神栖基地の操業会社である鹿島液化ガス共同備蓄株式会社が実施主体となって行ったものです。神栖基地では、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を平成20年度から毎年実施し、今回が9回目となります。
 訓練実施にあたっては、訓練従事者の役割別に色分けしたビブス着用による指揮・命令系統の明確化、作業手順や動画による作業内容の説明においてプロジェクター等を活用するといった訓練内容の「見える化」の導入や、第三者機関(日本LPガス協会)による訓練実行性の検証を受ける対応を継続し、訓練レベルの向上に努めております。本訓練では訓練従事者の意識も高く、各種作業手順の確認等を本番さながらに実施し、計画どおりに無事終了しました。

神栖国家石油ガス備蓄基地の概要

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平成17年12月 基地完成・操業開始
平成18年7月 第一船入港・本格備蓄開始
平成21年3月 約20万トンの石油ガス備蓄完了
平成23年4月 東日本大震災時に国からの指示を受け、約4万トンの国家備蓄石油ガスを放出
http://www.jogmec.go.jp/about/domestic_008-03.html
  • 放出訓練開始前会議

  • 訓練開始指示(資源エネルギー庁石油流通課)

  • 配管満液確認

  • 基地間の境界弁確認

  • ビブス着用による役割分担明確化

  • プロジェクターを活用した訓練状況説明

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