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旧松尾鉱山新中和処理施設でJOGMECエコツアーを開催

2017年5月23日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、5月17日(水)、旧松尾鉱山新中和処理施設(以下、新中和処理施設)においてJOGMECエコツアーを開催しました。
 このエコツアーは、資源開発と環境保全の両面の重要性を、今後社会に出て働く若い世代の方々に啓発することを目的に、鉱害防止支援事業の一環で平成19年より開催しています。今回は岩手大学人文社会科学部の学生等13名が参加しての開催となりました。
 参加者はまず松尾鉱山資料館にて、展示物を見ながら鉱山操業当時の様子やそこで働いていた人々の生活について資料館職員より説明を受け、鉱山開発が地域社会にもたらした「繁栄」と負の遺産である「鉱害」について学びました。
 資料館見学後はJOGMECが運営管理している新中和処理施設に移動し、貯泥ダム、恒久排水路トンネル、施設内部を廻り、強酸性坑廃水の中和処理過程を見学することで、同施設が北上川の清流化と環境保全に果たしている役割を学びました。
 最後に外部講師による「メタンハイドレート・金・レアメタルの話」と題した講義を受けました。講義では人工のメタンハイドレートの燃焼実験と菱刈の金鉱石を実際に手にとりながらの金の含有量と廃石量の計算、ネオジム磁石の強力な磁力を体感するなどの体験をしながら、「産業における資源の重要性」や「環境に配慮した資源の開発と利用」について学びました。
 今回のエコツアーによって、参加者が資源開発と環境保全の重要性を身近な問題として理解し、持続可能な開発について考えていくきっかけとなることを願います。
■旧松尾鉱山新中和処理施設の概要
昭和57年から運転を開始し、35年間無事故で運転を続け、北上川の清流を守り続けています。
(http://www.jogmec.go.jp/mp_control/matsuo_mine_001.html

■併せてJOGMEC NEWS vol.48もご覧ください
FOCUS No.4(p14-15), 特集映像「北上川を守る松尾管理事務所」
http://www.jogmec.go.jp/publish/publish_01_000003.html
  • 松尾鉱山資料館見学

  • 新中和処理施設見学

  • 講義 「メタンハイドレート・金・レアメタルの話」

  • 人工のメタンハイドレート燃焼実験

岩手大学人文社会科学部のみなさんとともに(旧松尾鉱山新中和処理施設場を背景にて)

この記事に関するお問い合わせ先

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