第2回メタンハイドレート海洋産出試験
~2本目の坑井における減圧法によるガス生産を確認しました~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、経済産業省の委託を受けて4月7日より実施している第2回メタンハイドレート海洋産出試験において、別の出砂対策を施した2本目の生産坑井で5月31日に減圧を開始し、6月5日に、減圧によってメタンハイドレート層から分解したとみられるメタンガスの生産を確認しました。
第2回メタンハイドレート海洋産出試験は、経済産業省の委託を受けて、平成29年4月7日より、渥美半島~志摩半島沖(第二渥美海丘)において準備作業を始め、5月4日にメタンガスの産出を確認し、ガスの生産を継続しておりましたが、生産坑井内へ大量の砂が流入し、船上での対応作業が困難となったため、5月15日早朝にガスの生産を一時中断しました。その後、別の出砂対策を施した2本目の生産坑井でガス生産に向けて準備作業を行っておりましたが、5月31日に減圧を開始し、6月5日に、減圧によってメタンハイドレート層から分解したとみられるメタンガスの生産を確認いたしました。
今後、ガス生産を継続するとともに、データの分析などを進めてまいります。
試験期間 |
平成29年(2017年)4月7日~6月下旬頃(予定) |
試験海域 |
渥美半島~志摩半島沖(第二渥美海丘) |
事業主 |
経済産業省 |
関係者 |
JOGMEC(実施主体)、JMH(オペレータ) |
使用船舶 |
地球深部探査船「ちきゅう」 |
この記事に関するお問い合わせ先
メタンハイドレート研究開発グループ宅間・長田
電話 043-276-9536
総務部広報課乾
電話 03-6758-8106