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ケニア共和国にてリモートセンシング技術セミナーを開催

2017年6月13日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、6月6日、ケニア共和国ナイロビにおいて、経済産業省、ケニア鉱業省との共催で「Application of Remote Sensing in Natural Resource Assessment and Mapping」と題したリモートセンシング技術セミナーを開催しました。
 JOGMECはアフリカ諸国に対し、ボツワナ・地質リモートセンシングセンターを中心に資源探査のためのリモートセンシング技術の移転を行っています。
 本セミナーは、平成28年8月のTICAD Ⅵ(第6回アフリカ開発会議)にてケニア鉱業省との間で締結したMOUに基づくもので、JOGMECとしてケニアで開催した初の金属分野における技術移転事業です。また本事業は、TICAD Ⅵで採択された「ナイロビ宣言」における資源分野の人材育成に資する取り組みです。

 セミナーにはケニア鉱業省の技術者を中心に約50名が参加し、日ケニア双方の専門家による講演に熱心に耳を傾けました。
 開会挨拶としてカズング鉱業大臣からは、「上記MOUは、ケニアにおける鉱物資源開発の促進に大きく貢献するものであり、本セミナーを第一歩として、今後の更なる協力関係に期待したい」とのコメントがありました。
 日本側を代表して植澤駐ケニア特命全権大使は、「本セミナーはケニアの鉱物資源探査の促進につながるものであり、日本は今後ともリモートセンシング技術を活用して、ケニア鉱業の発展および同分野の人材育成に貢献していきたい」と述べられました。
 講演では、日本側から金属および石炭探査や違法採掘のモニタリング技術への応用等について紹介がなされました。一方、ケニア側からは、地質図作成の進捗や、天然資源の評価・モニタリング等へのリモートセンシング技術の応用について発表がありました。最後に、JOGMECの有吉特命参与が本セミナーを総括し、盛況のうちに締めくくりました。
 本セミナーの実施により、JOGMECは「ナイロビ宣言」における人材育成の実績確保に貢献するとともに、ケニアのリモートセンシング技術分野の発展に貢献し、同国との関係を強化する機会となりました。

JOGMEC金属部門ではケニア鉱業省との間で、リモートセンシング技術の移転を図るワークショップを開催することを目的とした覚書を締結しました。

参考:TICAD VIに関する過去のニュースリリース

「第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)を通して主要国との協力を深化」 (2016年8月30日)
URL:http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000172.html

 
  • カズング鉱業大臣による開会挨拶

  • 植澤駐ケニア特命全権大使による開会挨拶

  • 有吉特命参与による閉会挨拶

  • セミナーの様子


 

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