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平成29年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業(国内受入研修)を開始
~産炭国の採掘技術・炭鉱保安の向上に貢献~

2017年6月22日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、JOGMEC本部にて平成29年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業のうち、国内受入研修の開講式を開催し、今年度の国内受入研修を開始しました。
 本技術移転事業は、アジア地域等の産炭国から保安監督者、炭鉱管理者、および技術者を研修生として受け入れ、日本の石炭採掘・保安技術を移転することによって、日本への安定的な石炭資源の供給確保に資することを目的としています。

 JOGMECは、6月6日(火)にベトナム研修生18名、中国研修生19名の開講式を開催し、これをもって今年度の国内受入研修を開始しました。開講式では、両国研修生の代表が研修の抱負を発表し、ベトナム研修生団長グェン・ゴック・トアン氏は、「専門能力向上のため、機械化掘進と採炭の技術をこの研修で学び、ベトナムの石炭産業の発展に寄与したい。また、技術とあわせて日本人の仕事に対する熱誠さと、その生産・管理指導法も学ぶ所存である。」と述べました。
 中国研修生の開講式には、中華人民共和国駐日本国大使館の黄錦龍一等書記官にご臨席をいただき、「この研修が、中国の石炭産業の一層の発展に貢献し、中国と日本の関係強化につながることを期待している。優れた日本の炭鉱技術を学び、充実した研修になることを願っている。」と研修生に対して期待のお言葉をいただきました。

 研修生は翌6月7日(水)から、釧路市所在のJOGMEC炭鉱技術研修センターにて、炭鉱現場における実習や各種研修科目の受講を開始しています。6~12週間の研修修了後は、日本の優れた炭鉱技術と保安理念を習得し、それぞれの母国において石炭業界の一翼を担う人材として活躍することが期待されています。

 今年度は、今回の研修生を含め、ベトナムから5期計75名、中国から3期計56名、インドネシアから2期20名の研修生を受け入れ、総勢151名の研修生が日本の炭鉱技術を学ぶ予定です。

 JOGMECは、今後も海外の産炭国に日本の炭鉱技術を移転することで、産炭国の石炭産業における保安技術等の向上に貢献し、日本への石炭資源の安定的な供給確保に努めてまいります。

ベトナム研修開講式の様子

  • JOGMEC池田理事の歓迎挨拶

  • ベトナム研修生一同

中国研修開講式の様子

  • 駐日中国大使館 黄一等書記官の挨拶

  • 中国研修生一同

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