菊間国家石油備蓄基地における原油タンク浮き屋根の破損について
JOGMECが国から委託を受けて管理しております菊間国家石油備蓄基地(愛媛県今治市)において、2021年6月3日(木)午前7時10分頃、同基地の原油タンクの浮き屋根の上面に油の滲みが発見され、当該浮き屋根箇所の破損が確認されました。予防措置として、当該タンクの原油の移送を行い、現在、安全な状況にあります。
本事象に伴う怪我人の発生や、火災、基地外部への油の流出等は発生しておりません。引き続き、安全が確保されるよう、状況を注視していきます。また、今後、再発防止には万全の対策を講じて参ります。
菊間国家石油備蓄基地(愛媛県今治市)構内の原油タンク浮き屋根の上面
上記日時、設備点検中の職員が当該タンクの浮き屋根の上面に、油の滲み(推定10ミリリットル程度)を発見したため、当該基地から今治市消防本部に通報。消防が現場確認を行った結果、当該浮き屋根箇所の破損が確認され、本事象が石油コンビナート等災害防止法の異常現象(破損)に該当すると判断されました。
今治市消防本部の指示のもと、予防措置として当該タンク内の原油を別タンクへ移送し、浮き屋根をタンク底部に着底させました。
JOGMECでは、今治市消防本部の指導のもと、破損原因の究明及び同様箇所の点検を進めるとともに、破損箇所の補修及び当該タンクの復旧を図ることとしております。
この記事に関するお問い合わせ先
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