【開催報告】上五島国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
JOGMECは、2024年11月22日、国から委託を受けて管理している上五島国家石油備蓄基地(長崎県新上五島町、以下「上五島基地」)において、長崎県西部排出油等防除協議会防災訓練を実施しました。
船舶火災消火訓練 一斉放水
本訓練は、上五島基地が加入する「長崎県西部排出油等防除協議会」(注)の会員が一体となった排出油防除訓練の実施により、関係機関相互による協力体制の確立と海上防災体制の充実及び強化を図ることを目的としています。
訓練は、「上五島基地シーバースに着桟作業中の原油タンカーが不測の潮流のため操船を誤りシーバースに激突、原油タンカー船首部に破孔が生じ、積載中の原油2キロリットルが海上に流出した。油回収作業船の作業員1名が、足を滑らせ海中に転落した。原油タンカー機関室内で火災が発生、乗組員による初期消火を実施するも火勢が強く、機関室内を密閉し総員退船した。」との想定で大規模に実施されました。
当日は、防災関係5機関(参加人数約100名)と、油回収船や巡視船など6隻が参加し、初動措置、緊急出動、情報伝達等の訓練と、流出油拡散防止・回収作業訓練、船舶火災消火訓練および海中転落者の捜索・救助訓練等が実施されました。
JOGMECは、今回の訓練を通じて、災害時の関係機関との緊急対応および被害拡大防止体制を確認しました。引き続き、日頃から災害に対してしっかり準備してまいります。
(注)五島海上保安署、県、市、町さらに警察、消防、漁協、建設業などの団体が一体となった排出油防除訓練を実施する機関
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流出油拡散防止訓練
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流出油回収作業訓練
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海中転落者の捜索・救助訓練
この記事に関するお問い合わせ先
備蓄企画部 企画課原田
電話 03-6758-8033
総務部 広報課高山
電話 03-6758-8106