【開催報告】七尾国家石油ガス備蓄基地における国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について
JOGMECは、2024年12月15日、国から委託を受けて管理している七尾国家石油ガス備蓄基地(石川県七尾市、以下「七尾基地」)において、国家備蓄石油ガスの放出訓練を実施しました。
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訓練開始指示
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数量確認作業(配管内満液確認)
本訓練は、石油ガスの供給途絶や災害時等の緊急時を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」)を隣接する民間基地のタンクに配管輸送で放出するもので、今回の訓練ではプロパンガスおよびブタンガス各300トンの放出を実施しました。
本訓練はJOGMECが主催し、七尾基地の操業会社であるENEOSグローブガスターミナル株式会社が実施主体となって行いました。七尾基地は2005年7月から操業を開始しており、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を2008年度から毎年実施し、今回が17回目となります。
当日は、訓練従事者が役割別に色分けしたビブスを着用して、指揮・命令系を明瞭化するとともに、計装システムと連動したモニター及び放出量等の作業記録をプロジェクターにて投影し、リアルタイムに運転状況を把握できるようにするなど、訓練内容の「見える化」に取り組みました。
訓練では従事者の意識も高く、各種作業手順や関連機器設備の作動確認等を本番さながらに実施し、計画どおり訓練を終了しました。
JOGMECは、今回の訓練を通じて、緊急時対応の体制が十分に整備されていることを確認しました。引き続き、緊急時の対応を万全なものとしてまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
備蓄企画部 企画課原田
電話 03-6758-8033
総務部 広報課高山
電話 03-6758-8106