【開催報告】福島国家石油ガス備蓄基地における国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について
JOGMECは、2024年12月15日、国から委託を受けて管理している福島国家石油ガス備蓄基地(長崎県松浦市福島町、以下「福島基地」)において、国家備蓄石油ガスの放出訓練を実施しました。
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計器室操作状況
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配管内満液確認
本訓練は、国内の石油ガス供給途絶や災害発生等の緊急時を想定し、国が備蓄する石油ガス(以下「国備ガス」)を福島基地の低温タンクから隣接基地の低温タンクへ放出するもので、今回の訓練ではプロパンガスおよびブタンガス各約300トンの放出を実施しました。
本訓練はJOGMECが主催し、福島基地の操業会社である九州液化瓦斯福島基地株式会社が実施主体となって行いました。福島基地は2005年10月から操業を開始しており、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を2008年度から毎年実施しており、今回が17回目となります。
実施にあたっては、訓練従事者が役割別に色分けしたビブスを着用することで指揮・命令系統の明確化、プロジェクター等の活用による作業手順の確認や状況説明など、訓練内容の「見える化」を意識して取り組みました。
当日は訓練従事者の高い意識のもと、各種作業手順や関連機器設備の作動確認等を本番さながらに実施し、安全かつ着実に計画どおり訓練を終えることができました。
JOGMECは、今回の訓練を通じて、緊急時対応の体制が十分に整備されていることを確認しました。引き続き、緊急時の対応を万全なものとしてまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
備蓄企画部 企画課原田
電話 03-6758-8033
総務部 広報課高山
電話 03-6758-8106