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【開催報告】石炭採掘・保安に関する令和7年度研修事業
(ベトナム、インドネシア)を開始
―我が国の石炭の安定的な確保に貢献―

2025年6月10日

 JOGMECは、令和7年度産炭国に対する石炭採掘・保安に関する技術移転事業における、ベトナム石炭鉱物産業グループ(VINACOMIN)及びインドネシア・エネルギー・鉱物資源人材開発庁地質鉱物石炭人材開発センター(HRDCGMC)との研修事業を開始しました。
  • ベトナム・機械化採鉱技術習熟コース集合写真

  • インドネシア・保安生産管理コース集合写真

 本事業は、アジア等の産炭国の保安監督者、炭鉱管理者及び炭鉱技術者等を対象に、日本の石炭採掘・保安技術を移転することにより、産炭国の石炭坑内採掘・保安技術の向上に貢献するとともに、日本への安定的な石炭資源の供給確保を目的に実施するものです。
 
 本事業は、ベトナム人やインドネシア人研修生が日本の炭鉱で研修を受ける「受入研修」及び日本人専門家がベトナムやインドネシアの炭鉱等で指導を行う「派遣研修」の二つの事業で構成されています。
 
 受入研修については、第1期研修生が来日し、2025年6月4日に釧路コールマイン株式会社(北海道釧路市)の敷地内にあるJOGMEC炭鉱技術研修センターにて研修を開始しました。今年度は、ベトナム人研修生に対し、来年2月までの間、6~12週間の研修を8回実施し、計61名の研修生を受け入れる予定です。また、インドネシア人研修生に対しては、今年12月までの間、6週間の研修を3回実施し、計30名の研修生を受け入れる予定です。
 
 派遣研修については、釧路コールマイン株式会社の炭鉱技術者が2025年5月中旬からベトナムに滞在し、VINACOMINの炭鉱坑内での機械化採炭技術や坑外における救護・通気等に関する研修を実施しています。また、2025年7月下旬からインドネシアに滞在し、炭鉱坑内において機械化採炭技術、保安技術、通気技術等に関する研修指導を行うとともに、鉱山学科等を有する大学等において保安技術、選炭技術に関する研修講座を開始する予定です。
 
 ベトナムは我が国にとって無煙炭の重要な輸入先です。また、インドネシアは我が国にとってオーストラリアに次ぐ石炭の主要な輸入先です。そのため、JOGMECは、本事業により両国との一層の関係強化を図ることで、我が国の石炭の安定的な確保に貢献します。
 
 なお、今後、ベトナム、インドネシアの他、中国、コロンビアの受入・派遣研修も予定しています。

この記事に関するお問い合わせ先

石炭開発部 企画課宮崎

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