【開催報告】串木野国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
JOGMECは、2025年10月17日、国から委託を受けて管理している串木野国家石油備蓄基地(鹿児島県いちき串木野市、以下「串木野基地」)において、鹿児島県石油コンビナート等総合防災訓練(串木野地区)を実施しました。
訓練参加機関隊列
本訓練は、鹿児島県石油コンビナート等防災計画に基づき、特別防災区域串木野地区に所在する串木野基地における災害発生を想定して実施しているもので、串木野基地および防災関係機関等が一体となって総合防災訓練を実施することにより、防災計画に習熟するとともに、関係機関等相互の協力体制を緊密にし、災害の防止と防災活動の円滑な実施を図ることを目的としています。
訓練は、鹿児島県市来断層帯を震源とする震度5弱の地震発生とこれに連動した甑島列島東方沖を震源とする震度6弱の地震発生を想定して行いました。地上部原油受払設備での原油漏出に対する土のう構築や、同設備付近での負傷者救出・救護、漏洩した原油からの火災発生を想定した消火延焼防止、海上の原油漏洩を想定した油回収および海域での放水訓練等の各種訓練を実施しました。
当日は、鹿児島県、いちき串木野市、いちき串木野市消防本部、串木野海上保安部、いちき串木野警察署、串木野市漁協、鹿児島労働基準監督署、日本地下石油備蓄(株)串木野事業所など防災関係機関等が連携し、計画どおりの訓練を無事に終了しました。(参加人員:約110名、訓練車両10台、船舶6隻、ドローン1機)
JOGMECは、今回の訓練を通じて、災害時の関係機関との緊急体制および被害拡大防止への対応を確認しました。引き続き災害時の対応を万全なものとして安全安定操業に努めてまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
備蓄企画部 企画課新井
電話 03-6758-8033