【開催報告】神栖国家石油ガス備蓄基地における令和7年度国家備蓄石油ガス放出訓練の実施について
JOGMECは、2025年10月17日、国から委託を受けて管理している神栖国家石油ガス備蓄基地(茨城県神栖市、以下「神栖基地」)において、国家備蓄石油ガス(以下「国備ガス」)の放出訓練を実施しました。
基地境界弁全閉(放出完了)
本放出訓練は、石油ガスの供給途絶や災害時等の緊急時を想定して、JOGMECが主催し、神栖基地の操業会社である鹿島液化ガス共同備蓄株式会社(以下「鹿島共備」)が実施主体となって行いました。
国備ガスのプロパンおよびブタン各300トンを鹿島共備の低温タンクへ放出(タンク間移送)しました。神栖基地は2005年12月から操業しており、緊急時の国備ガスの放出を想定した訓練を2008年度から毎年実施し、今回が18回目となります。
訓練実施にあたっては、関連するバルブの作動テストや制御シーケンス(注)の設定値確認等の準備を入念に行い、放出作業における連絡合図の徹底と確実な操作の実施を重点目標とし、改めて基本に立ち返っての訓練に努めました。
当日は訓練従事者の高い意識のもと本番さながらに実施し、安全かつ計画どおりに目標を達成することができ、災害時の緊急時対応の体制が十分整備されていることを確認しました。引き続き緊急時の国備ガス放出への対応を万全なものとしてまいります。
(注)あらかじめ決められた順序や手順に従って、機械等の動作を段階的に進めていく制御方法。
訓練開始指示
ポンプ起動確認(放出開始)
この記事に関するお問い合わせ先
備蓄企画部 企画課新井
電話 03-6758-8033