旧松尾鉱山新中和処理施設でJOGMECエコツアーを実施
JOGMEC(本部:東京都港区 理事長:河野博文)は、5月15日(水)、旧松尾鉱山新中和処理施設(以下、「新中和処理施設」)においてエコツアーを開催しました。
JOGMECは、鉱害防止対策に関する業務の一環として資源開発と環境保全両面の重要性を理解してもらうため、平成19年よりJOGMECエコツアーを開催しています。今回、岩手大学人文社会科学部を対象に実施し、生徒12名、教授等3名の参加がありました。
エコツアーでは、まず松尾歴史民俗資料館で、かつて地域を支える産業であった松尾鉱山の歴史を学び、のちにJOGMECが運営管理している新中和処理施設で強酸性坑廃水を実際に中和処理している現場を見学し、北上川の清流化に多大な貢献を果たしている同施設の重要性を理解してもらいました。
あわせて、「資源・エネルギーと環境」と題した講演を行い、資源開発と環境保全の両方の重要性について学ぶとともに、実際に菱刈鉱山の鉱石を手に取りながら1gの金を生産するのにどれだけ大量の廃石が発生するか、また、メタンハイドレートを用いた燃焼実験といった体験授業を受けながらエネルギーのことについて認識を深めてもらいました。
同事務所は、平成57年から運転を開始し、31年間無事故で運転を続け、北上川の清流を守り続けています。
松尾歴史民俗資料館見学
まだ残雪がみられる旧松尾鉱山
旧松尾新中和処理施設での坑水処理説明の様子
メタンハイドレート燃焼実験
菱刈鉱山の金鉱石を使った授業の様子
菱刈鉱山の金鉱石を使った授業の様子
この記事に関するお問い合わせ先
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電話 03-6758-8032
総務部広報課西川
電話 03-6758-8106