JOGMEC 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構

ホーム >  ニュースリリース >  2021年度 >  CCS事業の技術対応事項及びCO2排出削減量算定のためのガイドライン案の公表について

CCS事業の技術対応事項及びCO2排出削減量算定のための
ガイドライン案の公表について

2022年1月24日

最終更新日:2022年2月18日

 JOGMECは、「CCS事業実施のための推奨作業指針(CCSガイドライン)」の案を策定し、ここに公表します。なお、本案はドラフト版であり、今後初版(Ver.1)を公表するにあたり、広く皆さまのご意見を募集します。
 JOGMECは、2050年のカーボンニュートラル実現に貢献するべく、CCS (Carbon Capture and Storage : 二酸化炭素回収・貯留) 事業の技術支援を進めています。現在世界では操業・開発中のCCSプロジェクトが多数立ち上がっており、二酸化炭素(以下、CO2)の貯留量実績は年間約4千万トンと言われますが、今後さらなるCCS事業の拡大が見込まれています。一方で、CCSは新たな事業領域であり、事業者は、CCS適地の選定、事業計画から操業、サイト閉鎖までの作業手順や安全性確保策等を、今後確立していくことが求められます。しかしながら、こうしたCCS事業の作業手順について、CCS貯留可能量評価やCO2排出削減量算定を含めた一連のスキームとして確立した国際的な基準はなく、事業者が個別に対応しているのが実情です。JOGMECは、こうした実情に鑑み、国際的にも活用可能な事業者向けの推奨作業指針として、今般本CCSガイドラインを策定しました。

 事業者の皆様には、本ガイドラインを参照いただくことで、特にCO2貯留事業に関する一連の作業に必要な技術対応事項、安全性確保のための施設設備要件やモニタリング対応事項、さらにCCSによるCO2排出削減量の算定方法等をご理解頂くことが可能です。また、JOGMECは、共同研究等を含む各種業務で本ガイドラインを適用していくことを想定しています。それにより、推奨作業指針の内容の検証も重ねていきます。

 なお、本ガイドライン案の策定と公表にあたっては、外部有識者による検討会を3回開催し、石油開発企業、エンジニアリング企業、コンサルティング企業の専門家からご意見、コメントをいただき内容に反映しました。また、CCSガイドラインは今後継続的に適用検証を進め、見直し、改善していくことを前提としており、初版(Ver.1)の策定に先立ち、本案に関して広くご意見をいただきたいと考えております。本案について皆さまよりご意見・コメントがございましたら、以下の要領でご連絡をいただけますと幸いです。受付期間の終了後、ご意見の概要とそれについての考え方を取りまとめた上で、初版(Ver.1)として公表する予定です。

CCSガイドライン案

意見募集期間終了に伴い、ガイドライン案を非公開としております。
  • CCS事業実施のための推奨作業指針(CCSガイドライン)案
  • CCSガイドライン/GHG・CIガイドライン概要資料

ご意見・コメントの受付期間

2022年1月24月(月)~2月18日(金)

ご意見の提出方法

下記のご意見提出先まで、お名前・ご所属(会社・部署・役職名)を明記の上、Eメールにてご提出ください。

その他

  1. お寄せいただいたご意見や情報に対して、個別の回答はいたしませんのでご了承ください。
  2. 個人情報につきましては、JOGMEC 個人情報保護方針に基づき、適正に管理運用させていただきます。ご記入いただいたお客様の個人情報は適切に管理するとともに、ご意見についての連絡用、及びJOGMEC 内部での運用管理以外の目的には使用しません。
  3. ご意見、情報の概要を公表する際は、個人情報は公開しません。

ご意見提出先

石油天然ガス開発技術本部CCS推進グループ 総括・国際連携チーム内 ガイドライン事務局
E-mail:jogmec-ccs-globalcoordination@jogmec.go.jp

GHG・CIガイドライン案の公表について

本ガイドラインと関連する「LNG・水素・アンモニアの温室効果ガス排出量及びCarbon Intensity算定のための推奨作業指針(GHG・CIガイドライン)案」を、下記のニュースリリースにて公表しています。

この記事に関するお問い合わせ先

CCS推進グループ 総括・国際連携チーム末廣

広報担当:総務部 広報課尾崎

独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構
(法人番号 4010405009573)

〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング 16階(JOGMEC 総合受付)
電話(代表)03-6758-8000

Copyright© Japan Organization for Metals and Energy Security All Rights Reserved.