平成25年度技術ソリューション研修「HSEマネジメントコース」開催報告
～4カ国、11名の技術者が参加～
本ページのPDF版 (359 KB)2014年3月3日
JOGMEC（本部：東京都港区、理事長：河野博文）は、1月20日（月）から2月7日（金）の期間で、平成25年度技術ソリューション研修「HSEマネジメントコース」を開催しました。本コースには、アラブ首長国連邦、カタール、リビア、トルクメニスタンの4カ国から11名の技術者等が参加しました。
JOGMECは、わが国と産油国の将来にわたる人的友好・協力関係の強化および石油の大消費国として石油の安定供給に貢献する石油開発関連技術の向上を目的に、各国政府機関や国営石油会社など(以下「NOC等」(NOC= National Oil Company)という。) から石油・天然ガス開発技術者等を日本に招聘し、産油国技術者研修等事業を実施しています。
「HSE※1マネジメントコース」は、産油国技術者研修等事業の中で第1回技術ソリューション研修(Technical Solutions Training Program)として開催されました。技術ソリューション研修とは、2013年度より開始した技術ソリューション事業※2を通じて、技術開発を推進している日本の先端技術について、産油国等への技術移転研修を行うことを目標としています。また、そこに至るためのNOC等との人脈構築、またNOC等が石油天然ガス操業現場において直面している技術課題(二ーズ)の収集とその解決への糸口を見出すことを目的とした研修事業です。
本コースでは、石油天然ガス操業現場でのHSEマネジメントシステムの構造について理解し、生産性向上や環境汚染防止の取り組みの鍵となる随伴水処理、土壌汚染対策、廃棄物管理、NORM※3管理等の技術に関する知識を習得することを目的の一つとしました。また研修生から自国での操業で直面している技術課題を聴取し、それに対する解決策(ソリューション)のアイデアについてワークショップを通じて提供しました。並行して、わが国の異業種・異分野の高度な技術を石油天然ガス開発分野へ導入する技術ソリューション事業の紹介を積極的に行うとともに、日本の文化や社会などを紹介し、日本をより深く理解し、将来にわたる日本の理解者を増やすことも目的としています。
参加研修生11名※4は、自国でHSEマネジメントに関わる技術者として既に各分野(Health, Safety, Environment)の経験・知見を有する技術者であったため、講義中の議論が活発で有意義な研修となりました。本コースについて、研修生からは自組織でのHSEマネジメント業務を行うにあたり非常に有益な研修であったとの評価を得ています。
なお、JOGMECは、1989年に産油国技術者研修等事業を開始してからこれまで25年間にわたり、46カ国、 約2,900名に及ぶ技術者への研修を行ってきました。研修事業による産油国等の人材育成が明日の日本の資源安定供給に寄与するよう、今後も研修事業の強化・充実に努めてまいります。
※1 HSEとは： Health, Safety, and Environment
※2 技術ソリューション事業とは：産油ガス国等が抱える技術課題（二ーズ）について、 JOGMECとわが国企業が一体となって技術的解決策（ソリューション）を提案することで、わが国企業のビジネス創成を支援するとともに、産油国等との関係を強化し、石油・天然ガスの権益取得に寄与することを目的とした事業。
※3 NORMとは： Naturally Occurring Radioactive Material （自然起源放射性物質）
※4 参加研修生所属組織：下記「コース概要」3).参照。
「HSE※1マネジメントコース」は、産油国技術者研修等事業の中で第1回技術ソリューション研修(Technical Solutions Training Program)として開催されました。技術ソリューション研修とは、2013年度より開始した技術ソリューション事業※2を通じて、技術開発を推進している日本の先端技術について、産油国等への技術移転研修を行うことを目標としています。また、そこに至るためのNOC等との人脈構築、またNOC等が石油天然ガス操業現場において直面している技術課題(二ーズ)の収集とその解決への糸口を見出すことを目的とした研修事業です。
本コースでは、石油天然ガス操業現場でのHSEマネジメントシステムの構造について理解し、生産性向上や環境汚染防止の取り組みの鍵となる随伴水処理、土壌汚染対策、廃棄物管理、NORM※3管理等の技術に関する知識を習得することを目的の一つとしました。また研修生から自国での操業で直面している技術課題を聴取し、それに対する解決策(ソリューション)のアイデアについてワークショップを通じて提供しました。並行して、わが国の異業種・異分野の高度な技術を石油天然ガス開発分野へ導入する技術ソリューション事業の紹介を積極的に行うとともに、日本の文化や社会などを紹介し、日本をより深く理解し、将来にわたる日本の理解者を増やすことも目的としています。
参加研修生11名※4は、自国でHSEマネジメントに関わる技術者として既に各分野(Health, Safety, Environment)の経験・知見を有する技術者であったため、講義中の議論が活発で有意義な研修となりました。本コースについて、研修生からは自組織でのHSEマネジメント業務を行うにあたり非常に有益な研修であったとの評価を得ています。
なお、JOGMECは、1989年に産油国技術者研修等事業を開始してからこれまで25年間にわたり、46カ国、 約2,900名に及ぶ技術者への研修を行ってきました。研修事業による産油国等の人材育成が明日の日本の資源安定供給に寄与するよう、今後も研修事業の強化・充実に努めてまいります。
※1 HSEとは： Health, Safety, and Environment
※2 技術ソリューション事業とは：産油ガス国等が抱える技術課題（二ーズ）について、 JOGMECとわが国企業が一体となって技術的解決策（ソリューション）を提案することで、わが国企業のビジネス創成を支援するとともに、産油国等との関係を強化し、石油・天然ガスの権益取得に寄与することを目的とした事業。
※3 NORMとは： Naturally Occurring Radioactive Material （自然起源放射性物質）
※4 参加研修生所属組織：下記「コース概要」3).参照。
コース概要
1）名称
平成25年度技術ソリューション研修「HSEマネジメントコース」
2）実施期間
平成26年1月20日（月）～2月7日（金）（3週間）
3）対象
産油ガス国の石油・天然ガス関連の政府機関、国営石油ガス会社等に属する技術者、HSE管理者等
（アラブ首長国連邦、カタール、リビア、トルクメニスタンの4カ国、11名）
・アラブ首長国連邦：ADMA-OPCO、ZADCO、NDC(National Drilling Company) より3名
・カタール：Qatar Petroleumより2名
・リビア：NOC、JOT(Jowfe Oil Technology)、North African Exploration Company(NAGECO)より3名
・トルクメニスタン：Turkmengasより3名
4）講義実施 日本オイルエンジニアリング株式会社、JOGMEC
平成25年度技術ソリューション研修「HSEマネジメントコース」
2）実施期間
平成26年1月20日（月）～2月7日（金）（3週間）
3）対象
産油ガス国の石油・天然ガス関連の政府機関、国営石油ガス会社等に属する技術者、HSE管理者等
（アラブ首長国連邦、カタール、リビア、トルクメニスタンの4カ国、11名）
・アラブ首長国連邦：ADMA-OPCO、ZADCO、NDC(National Drilling Company) より3名
・カタール：Qatar Petroleumより2名
・リビア：NOC、JOT(Jowfe Oil Technology)、North African Exploration Company(NAGECO)より3名
・トルクメニスタン：Turkmengasより3名
4）講義実施 日本オイルエンジニアリング株式会社、JOGMEC
修了式・送別会写真＜平成26年2月6日（木）＞
この記事に関するお問い合わせ先
技術ソリューション事業グループ企画チーム末廣
電話 03-6758-8671
統括部研修課池ヶ谷
電話 043-276-9278
総務部広報課西川
電話 03-6758-8106
