志布志国家石油備蓄基地における総合防災訓練の実施について
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)が国から委託を受けて管理している志布志国家石油備蓄基地(鹿児島県肝属(きもつき)郡東串良町および肝付町、以下「志布志基地」)において、10月27日(木)、平成28年度志布志地区総合防災訓練が実施されました。
本訓練は、石油コンビナート等災害防止法に基づき、「午前10時01分、南海トラフを震源とする震度5強の地震が発生、同時に津波警報発表、基地内人員はすべて指定避難場所に避難。津波警報解除後、原油タンクの配管付近から原油の漏れを発見。防油堤内に設置した仮設ポンプによる原油移送中に何らかの原因で原油に着火し火災が発生。」との想定で実施されました。
訓練は鹿児島県をはじめ地元自治体、警察、消防署等総勢153名の防災関係者と19台の車輌等が参加し、油漏れ対応の初期活動としてのガス検知訓練、簡易油回収装置の設置訓練、防油堤内の火災防止のための泡放射(泡シール)訓練、負傷者救出訓練等が行われ、最後に防油堤内の火災を想定した大型化学高所放水車、大型化学消防車等からの一斉放水訓練を実施し、無事終了しました。
なお、今回は志布志基地が所在する東串良町、肝付町内の3つの小学校から、77名の小学生が防災訓練を見学し、日頃の災害への備えと、防災に係る関係機関の連携の大切さを感じていただく機会となりました。
見学された地元小学生のみなさん
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総務部広報課乾
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