LNG・水素・アンモニア製造に伴う温室効果ガス算定のための「GHG・CIガイドライン(初版)」の公表について
2022年5月30日
最終更新日:2022年5月31日
JOGMECは、「LNG・水素・アンモニアの温室効果ガス排出量及びCarbon Intensity算定のための推奨作業指針(GHG・CIガイドライン)」を策定し、ここに公表します。JOGMECは過去50年蓄積した資源開発の経験を最大限に活用し、エネルギーセキュリティを担う中核機関として、日本企業が進めるLNG・水素・アンモニア事業とCCS事業への支援を強化してまいります。
JOGMECは、資源エネルギーの安定供給と2050年のカーボンニュートラル実現に貢献するべく、LNG及び水素・アンモニア事業、そして温室効果ガス(以下、GHG)の削減のためのCCS (Carbon dioxide Capture and Storage : 二酸化炭素回収・貯留)事業の技術支援を進めています。今般、脱炭素燃料開発のための環境整備の一環として、LNG及び水素・アンモニア製造に伴うGHG排出量の算定手法と、単位(エネルギー含有量又は重量)あたりのGHG排出量を示したCarbon Intensity(CI:炭素強度)の算定手法についての考え方を「LNG・水素・アンモニアの温室効果ガス排出量及びCarbon Intensity算定のための推奨作業指針(GHG・CIガイドライン)」として策定し、ここに公表します。
本ガイドラインは、JOGMECとしての考え方を軸に、世界的に議論が進む LNG及び水素・アンモニア製造に伴うGHG排出量の算定手法について個別の国際規格や業界標準等を参照して作成されました。 本ガイドラインを参照いただくことで、CIの算定手法についての考え方や、国際的に対応要請が進むメタンの排出量についてより最適な算定を行えるよう工夫しています。
なお、初版の策定にあたっては、本年1月24日から2月18日の間、意見募集を実施しました。建設的なご意見・コメントを多数頂戴したことに感謝いたします。皆さまからお寄せいただいた意見は、一つずつ検討し、反映できる項目については素案を修正いたしました。その他のご意見・コメントも今後の検討に活かしてまいります。今後、本ガイドラインの概要に沿った技術実証によって、推奨作業指針としての精度向上に継続して取り組んでまいります。また、合成メタンなど対象範囲の拡大についても検討していく方針です。
JOGMECは過去50年蓄積した資源開発の経験を最大限に活用し、エネルギーセキュリティを担う中核機関として、日本企業が進めるLNG・水素・アンモニア事業とCCS事業への支援を強化してまいります。
皆様からいただきましたご意見と、それに対する対応は以下のとおりです。ご意見をお寄せいただきまして、誠にありがとうございました。
石油天然ガス事業本部CCS推進グループ 総括・国際連携チーム内 ガイドライン事務局
E-mail:jogmec-ccs-globalcoordination@jogmec.go.jp
本ガイドラインと関連する「CCS事業実施のための推奨作業指針(CCSガイドライン)(初版)」を、下記のニュースリリースで公表しています。
この記事に関するお問い合わせ先
CCS推進グループ 総括・国際連携チーム末廣
電話 03-6758-8671
総務部 広報課尾崎
電話 03-6758-8106