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上五島国家石油備蓄基地における長崎県西部排出油等防除協議会防災訓練の実施について

2018年10月15日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)が国から委託を受けて管理している上五島国家石油備蓄基地において、10月11日(木)、長崎県西部排出油等防除協議会(会長:五島海上保安署長)により、平成30年度防災訓練が実施されました。
 本訓練は、上五島国家石油備蓄基地(長崎県南松浦郡新上五島町、以下「上五島基地」)が加入する「長崎県西部排出油等防除協議会」の会員が一体となった排出油防除訓練を実施し、関係機関相互による協力体制の確立と海上防災体制の充実強化を図ることを目的としたもので、上五島基地における大型タンカーからの排出油事故を想定して実施されました。

 訓練は、「午前9時30分、上五島基地シーバースに着桟作業中の原油タンカーが、操船を誤りシーバースに衝突。原油タンカー船首付近部に破口が生じ、積載中の原油約2キロリットルが海上に流出。さらに原油タンカー機関室内で火災が発生、乗組員による初期消火を実施するも火勢が強く、機関室内を密閉し総員退船。一方、油回収作業船の作業員1名が、足を滑らせ海中に転落」との想定で行いました。

 訓練には、防災関係4機関(参加人員115名)、船艇8隻が参加し、情報の伝達、初動措置、緊急出動、船舶交通に対する安全措置、広報活動、流出油の拡散防止および回収・処理、流出油の拡散状況調査、海中転落者の救助、船舶火災消火訓練等が実施されました。
上五島国家石油備蓄基地の写真

【上五島国家石油備蓄基地の概要】

 上五島基地は、世界で初めて洋上タンク方式を採用した原油備蓄基地として、昭和63年9月に完成。
 防波堤により、平穏な泊地を確保し、貯蔵船5隻を並列に配置し各貯蔵船を防油堤で囲むもので、貯蔵船1隻あたりの貯油能力は88万キロリットル(5隻合計で440万キロリットル)です。
 平成30年9月末現在、約332万キロリットルの原油が保管されています。

  • 自衛防災組織

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