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2018年度ASEANエネルギーセキュリティ構築支援研修(局長級)の実施
~人材育成により、ASEAN諸国の石油備蓄体制整備に協力~

2018年12月13日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は12月3日(月)~12月6日(木)に、経済産業省資源エネルギー庁と協力し、ASEAN諸国の石油政策を担当する局長級幹部5名を招聘し、「2018年度ASEANエネルギーセキュリティ構築支援研修(局長級)」を実施しました。本研修は、JOGMECによるASEAN諸国の石油備蓄体制整備への協力、働きかけの一環として2015年度から開始し、今回で6回目の実施となります。
 ASEAN諸国の石油需要が今後も増加を続けることが見込まれる中、世界的な石油供給の途絶を想定した場合、日本を含むアジア地域全体のエネルギーセキュリティを向上させるためには、ASEAN諸国の石油備蓄体制の強化等を含めたエネルギーセキュリティを構築することが重要です。そのためJOGMECは、ASEAN諸国の石油備蓄体制整備等に対して協力、働きかけを行っています。

 本研修では、ASEAN諸国から参加した石油政策を担当する局長級幹部5名に対し、国際エネルギー機関(IEA)、ASEAN Centre for Energy(ACE:石油備蓄等ASEANエネルギー協力の事務局)、ASEAN Council on Petroleum(ASCOPE:石油供給途絶時におけるASEANの緊急時対応事務局)、石油連盟の参加も得て、グローバルなエネルギーセキュリティ、ASEANにおける石油備蓄のあり方や石油供給途絶時の対応、日本の石油備蓄政策や民間石油備蓄について講義を行いました。また、ASEAN各国における石油備蓄を含むエネルギーセキュリティの構築に向けた取組状況について意見交換等を行いました。加えて、串木野国家石油備蓄基地およびJX喜入石油基地株式会社にて現地視察を行いました。

 JOGMECは今後もこうした研修等を通じ、ASEAN諸国の石油備蓄体制整備への協力、働きかけを推進すること等により、アジアワイドのエネルギーセキュリティ、ひいては我が国のエネルギーセキュリティの向上に貢献してまいります。

研修の概要

名称:ASEANエネルギーセキュリティ構築支援研修(局長級)
実施期間:12月3日(月)~12月6日(木)
参加者:ASEAN諸国の石油政策を担当する局長級幹部5名(カンボジア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、タイ)、ACE、ASCOPE、IEA
場所:JOGMEC東京本部、串木野国家石油備蓄基地、JX喜入石油基地株式会社

研修の写真

  • JOGMEC東京本部

  • 串木野国家石油備蓄基地視察

この記事に関するお問い合わせ先

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総務部 広報課高橋

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