オマーンエネルギー・鉱物省とクリーンエネルギー分野でも連携
~MOU内容を拡大し、延長文書に署名~
JOGMECは、オマーンエネルギー・鉱物省(Ministry of Energy and Minerals、大臣:サリム・ナセル・アル・ウーフィー閣下)との間で、2014年1月9日付で締結した「石油・天然ガス分野における技術協力に関する覚書」を延長することに合意し、2022年12月27日に西村経済産業大臣の立会いのもとで延長文書に署名しました。今回の延長にあたり、同省との間でクリーンエネルギーの商業的・技術的課題における連携を新たに行います。
JOGMECは、2014年1月にオマーン石油・ガス省(現、エネルギー・鉱物省)と「石油・天然ガス分野における技術協力に関する覚書」(Memorandum of Understanding、以下「MOU」)を締結し、その後、2回のMOU延長を行いました(注1)。その間、当該MOUに基づき、2015年10月に開催された“JOGMEC Techno Forum 2015”ではモハメド・ビン・ハマド・アル・ルムヒ石油・ガス大臣(当時)による基調講演を実施し、さらにオマーン石油・天然ガス企業の技術課題対応のための技術ワークショップ開催や、JOGMEC産油国技術者研修への同国研修生の受入等も実施してきました。
今般のMOU延長にあたっては、オマーンにおいてグリーン水素製造等のカーボンニュートラル関連事業が進められていることを踏まえ、これまでの協力分野に加えて、クリーンエネルギーの商業的・技術的課題における連携を行うことを協力分野に盛り込みました。
オマーンは我が国へのLNG・原油供給国であり、ホルムズ海峡のインド洋側に位置する港湾を有し、中東有事の際にも輸出途絶の可能性が低いと考えられています。さらに歴史的に日本との関係が深く親日的で地政学的にも重要な位置を占めています。加えて、本年は我が国とオマーンとの外交関係樹立50周年という記念すべき年でもあります。JOGMECは、資源・エネルギーの安定供給を通じたカーボンニュートラル社会の実現に向け、本MOUを通じて、更にオマーンとの関係強化を図ってまいります。
(注1)2014年1月9日に締結し、2016年12月22日及び2020年1月9日に延長。有効期間は各3年。
MOU署名式の様子
(左からJOGMEC細野理事長、西村経済産業大臣(立会人)、ウーフィーエネルギー・鉱物大臣)
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