アフリカン・マイニング・インダバ2023への参加
~JOGMECセッションの開催及びブース展示でアフリカでの活動をアピール~
JOGMECは、南アフリカ共和国ケープタウンで行われたアフリカ最大の鉱業大会「アフリカン・マイニング・インダバ 2023(African Mining Indaba 2023)」に参加し、JOGMECセッション「重要鉱物とカーボンニュートラルイニシアティブ」を開催するとともにJOGMECブースを出展し、アフリカ諸国との更なる関係強化に向けてJOGMECの活動をアピールしました。
また、経済産業省と各国の閣僚・政府高官との会談に同席し、日本への金属鉱物資源の安定供給に向けて、今後の二国間関係強化に向けた議論を実施しました。
JOGMECセッションの様子
2023年2月6日~9日にかけて南アフリカ共和国ケープタウンでアフリカ最大の鉱業大会「アフリカン・マイニング・インダバ (African Mining Indaba) 2023」が開催されました。今年は鉱業関連政府関係者、鉱業関連企業関係者およそ7,500人以上が参加しました。
JOGMECは、マイニング・インダバ2023の開催中、4日間にわたりブースを展示し、JOGMEC及び日本企業のアフリカにおける活動についてアピールしました。また、2023年2月7日にはJOGMECセッション「重要鉱物とカーボンニュートラルイニシアティブ」を開催しました。
冒頭、細野理事長から、再生可能エネルギーの導入や電気自動車の生産に不可欠な金属鉱物資源の需要は年々高まってきており、これらの資源が多く賦存するアフリカへの世界の注目も高まっていること、JOGMECはアフリカ諸国と連携して人材育成や探査・開発に取り組んできており、今後更なる関係強化を望んでいることを発表しました。
講演では、里見経済産業大臣政務官から、グリーントランスフォーメーション(GX)の推進のために必要な重要鉱物の安定供給確保に向け、日本政府として、日本企業のアフリカでの鉱業活動を資金面で強力に支援する準備があることや、アフリカ諸国に対する資源探査協力をさらに進めていくことを表明しました。
次に、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社の青木GX本部バッテリーメタル戦略推進部長から、需要が増大するバッテリーメタルの確保に向けた同社のプロジェクト、大学及び資源メジャー企業との協力、生産者と消費者とのギャップを埋めるソリューションについて紹介しました。
続いて、伊藤忠商事株式会社の石塚准執行役員アフリカ総支配人から、エネルギー転換及び排出量削に関する取り組みとして、南アフリカのグリーンメタルプロジェクトおよび、水素アンモニアの開発、水素の運送での利用について同社の活動を紹介しました。
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JOGMEC 細野 理事長 開会挨拶
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経済産業省 里見 経済産業大臣政務官 講演
ブースでは、アフリカプロジェクトマップと大型モニターを用いて、JOGMECのアフリカにおける探鉱・出資案件やボツワナ・地質リモートセンシングセンターによる人材育成・共同地質調査、ヨハネスブルグ事務所における企業支援の取組などを紹介し、多くの参加者から高い関心を集めました。
JOGMECブースにおいて参加者にJOGMECの活動を説明
経済産業省里見大臣政務官と各国の閣僚・政府高官との会談に同席しました。
フランス バンジャマン・ガエゾ首相府戦略的鉱物・金属資源供給省庁間代表との会談では、今後の重要鉱物分野における二国間協力について、JOGMECも含めた政府機関で連携していくことが確認されました。
コンゴ民主共和国ンサンバ鉱山大臣との会談では、昨年12月の訪日に対して謝意が示された後、今後実務者レベルの鉱業投資セミナーの開催に向けて両国間での調整を進めていくことが確認されました。
ナミビア共和国アルウェンド鉱山・エネルギー大臣との会談では、TICAD8で締結したMOUに基づく鉱業及び水素アンモニア分野における具体的な活動の推進と、本年3月から4月にアルウェンド大臣の日本への招聘に向けて両国間で調整を進めていくことが確認されました。
ボツワナ共和国モアヒ鉱物資源・グリーン技術・エネルギー安全保障大臣との会談では、JOGMECボツワナ・地質リモートセンシングセンターとBGI(ボツワナ地球科学機構)との協力関係をさらに進めていくことが確認されました。
JOGMECは、今後もアフリカ諸国との関係を強化し、我が国への資源の安定的な供給の確保とアフリカの資源国の持続的な発展に貢献してまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
金属企画部 国際業務課早川、田代
電話 03-6758-8027
総務部 広報課尾崎
電話 03-6758-8106