東南アジア向け「エネルギートランジション研修」を開催
~政府が推進するAETI、AZECの進展に人材育成面で大きく貢献~
JOGMECは、2023年2月27日から3月10日までの約2週間、経済発展が著しくエネルギー源として化石燃料を多く利用するインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムの4カ国を対象に「エネルギートランジション研修」を実施し、アジア地域におけるカーボンニュートラルを目指す動きの加速化に人材育成面から貢献しました。
エネルギー需要が急拡大する東南アジア地域においては、パリ協定に基づく各国の排出量削減目標を目指すにあたって、経済成長と削減目標を同時に達成する難しい課題を抱えており、より現実的なエネルギートランジションが不可欠です。
JOGMECは、2021年度にインドネシアを対象としたエネルギートランジション研修を初開催し、2022年度は対象国をインドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムの4か国に拡大しました。本研修は、2023年2月27日から3月10日までの約2週間、各国12名の政策関係者をJOGMEC技術センター(以下、TRC;千葉市美浜区)に招聘し、天然ガスの有効活用やCCS、水素・アンモニアの必要性についての講義および関連施設見学によって知識を深めるとともに、各国それぞれの研修生と議論し、各国の実情に照らし合わせたエネルギートランジションに係る方向性などの認識を双方で深めました。
今回の取り組みは、政府が掲げるアジア・エネルギー・トランジション・イニシアティブ(AETI)、アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)構想に人材育成面から大いに貢献するものです。
今回の招聘により、JOGMEC海外技術者研修への参加者は52か国から累計4,583名となりました。
JOGMECは、引き続き本研修事業を通じ、エネルギー生産国・消費国等との関係構築・強化、エネルギートランジションの進展に貢献してまいります。
TRCにおける研修の様子
修了式における集合写真
この記事に関するお問い合わせ先
管理・研修部 研修課宮崎
電話 043-276-9278
総務部 広報課尾崎
電話 03-6758-8106